フランチャイズバッツ

3年58Mで契約更新したイビチャ・ズバッツ

19年のデッドラインでレイカーズからクリッパーズにトレードされたズバッツ。LA一筋で8年を過ごしたフランチャイズプレイヤー?。LAという土地柄もあって、多くの選手がFAでやってきては去っていき、ちょっとでも上手くいかないとトレードに動くのが日常なのに、延々と残り続けているレアキャラです。

以前に触れたように、ウイングが充実してスモールラインナップを活用していたクリッパーズが、次第にセンターを重視するようになっていったわけですが、それは同時にズバッツを重視するという姿勢でもありました。プレーオフでも32分のプレータイムはハーデン、ポール・ジョージに次いで長く、エースではないけど大黒柱的な存在へと進化してきました。

こうしてセンターを重視したクリッパーズですが、ズバッツをフルタイム使うわけにもいかず、ハーデン加入後に苦しみましたが、そこにタイスをペイサーズから譲り受けると急激に改善し、その後にプラムリーの復帰もあってプレーオフへと進んでいます。

ところが今オフはタイスもプラムリーも出て行ってしまいました。控えのセンター登録はバンバとカイ・ジョーンズというヤベー2人です。ポール・ジョージが抜けたウイングには出戻りバトゥームとデリック・ジョーンズを埋めているのでディフェンス面はどうにかなりそうなのですが、オフェンス面ではハーデンの相棒仕事が重要になるので、センター不足の方が強く出そうであり、ズバッツの重要性が高まっていきそうです。

ズバッツのオンコートは+4.7だったのに対して、オフコートは+1.9でした。特にディフェンス面では大きな差が出来ています。ただし、ズバッツのオンコートはスターターとしての強さでもあり、レナード、ジョージ、ハーデンの3人はもっとおおきな+と△の差が出ているので、この数字は「ズバッツの存在価値」ってわけではありません。

その一方で新シーズンはこの差が「ズバッツの存在価値」になりそうでもあります。センターを重要視して成功したシーズンのオフに待っていたのは、オールスターウイングの移籍と控えセンターの流出でした。ノー・ビッグ、ノー・バスケット。

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