シクサーズのリスタート

◎ビッグ3

まずはビッグ3について書いておきましょう。FGAをベースにしたヒートマップを比べてみます。

ウイング過多のクリッパーズでしたが、それぞれがコーナー担当になることもあり、フロアバランスをとる意識のあるチームでした。そのためポール・ジョージはわりとコートのどこからでもシュートを打っていますが、やっぱり多いのは右45°を中心としたアタックです。

そしてドライブアタックが多いマキシーはペイント内に偏っているものの、アウトサイドのヒートマップを見れば、ポール・ジョージと似たようなポジションを使っていることがわかります。前述のとおりベテランPGを複数入れており、マキシーの使い方をどのように考えているのか次第ではありますが、ハンドラーアタックするという前提ではポール・ジョージのために、マキシーはスペースを作る必要があります。

エンビードはわかりやすくセンターラインを中心に左右に膨らむヒートマップです。オリンピックでもコートの真ん中でオフェンスの阻害をしていましたが、エンビードは3年目くらいからコートの真ん中に陣取って動かな過ぎ問題が続いています。もっとローポスト合わせをしていれば楽そうなんだけど、楽じゃない道を選び、ファールを貰って楽になるというループ。いや、それがプレーオフになると苦しくなるのループか。

ある意味でエンビードがいながらも、このスペースで点を取っているマキシーが凄いのですが、さらに1人加わってスペースをシェアできるのか。ハーデンがゲームメイク役になっていたのとはわけが違い点を取れないポール・ジョージなんて意味ないぞ。そこを活かせるのかどうなのか。

・・・あと、上手くいってもプレーオフでは元通りってのもシクサーズらしさだからな・・・

さて、「使いたいスペース」という見方をしたときに、スピードでぶっちぎるマキシーはエンビードがアウトサイドで構えているからこそ、インサイドを使えるというコンビネーションはあります。これに比べてポール・ジョージはスピードでぶっちぎるわけではなく、ジャンプシュートを駆使するタイプです。

そのためマキシーよりもエンビードとのかみ合わせというか、スペースシャアは気になります。打ちたいポール・ジョージなのに、近くにいて邪魔になるエンビードという構図は想像つきやすい。ポール・ジョージがスクリーン使った後でスパッと打ち切ってくれるタイプじゃないのも、なーんかね。

よく言えば全員がシュート力のあるタイプなので、1人がコーナーに立ってかわるがわる異なるタイプのアタックをすれば成立します。ニック・ナースがラプターズの最後の方にそれやってたしな。

悪く言えばポジションが違うのに使いたいスペースが同じという1on1スコアラータイプばかりになりました。正直、この3人でバランスをとるのは難しい感じがします。なので、3人がどうのこうのよりも、周囲のプレイヤーの仕事を整理した方が早そうだ。

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