なんだかんだロスター決まったシクサーズの話しませんか?
こんな質問も来たので書いていきましょう。なんせシクサーズはエンビード以外の契約が切れたオフとなり、FAに使える額も大きければ、ゼロから作り直すことすらも可能でした。そんなシクサーズが選んだのはポール・ジョージを獲得し、マキシーを残留させたビッグ3の形成でした。
大きく空けておいたキャップスペースを使ってFAの目玉だったポール・ジョージを手に入れたのだから、作戦勝ちだし、ハーデンに出ていかれながら、1年越しでトレードに成功したようなもんです。まぁバトゥームは戻っていったけどさ。その点では「勝ち」なのですが、もっと根本的に作り直すというか、せめて
『エンビードのチームってどう作るの』
にチャレンジしてほしかったのですが、チームとしての強さというよりもパワーハウス的な強さを求めていったことになりました。ここが残念というか、それで何かが変わるのか謎というかさ。ポール・ジョージとハーデンがトレードされたと考えた時に、シクサーズ視点で見てハーデン⇒ポール・ジョージで何が変わったのかっていうね。パワーハウスで勝てないから困っていた気もするわけでさ。
ただし、明確に変わったことが1つだけあります。それはイーストがセルツ1強となり、周囲が下降線をたどっていること。かわりにマジックやペイサーズ、ニックスが成り上ってきたわけですが、ビッグ3の年齢とかを考えてもシクサーズはまだまだチャンスがあるよね。若いエネルギーに押されてしまうのか・・・という疑念を抱く必要はない・・・よね?
ラウリー
エリック・ゴードン
レジー・ジャクソン
あー、でも、こうやって「ベテランが大事」みたいな動きもしちゃっているんだよな。何が悲しくて3人も獲得しなければいけなかったんだろうか。ラウリーでは物足りなかったのだろうか。物足りなかったとして、それをゴードンやレジーが埋めてくれると思ったのだろうか。
エンビード 51M
ポール・ジョージ 49M
マキシー 35M
ビッグ3で135Mを使ったことで、足りないポジションはベテランミニマムで補った感じのオフでした。仕方ないのは仕方ないんだけど、ガッツリと空いたキャップスペースを使って、エンビードの周囲に置くのに適した選手を集めまくる道ではなかったんだよね。そっちの未来の方が見たかったのさ。