ホーバス・ジャパンを振り返ろう

◎モヤモヤ

今回のパリではホーバスがやっていることに「モヤモヤ」した感想があるのですが、それが何なのかを上手く表現することが難しいです。スターター5人を長く引っ張ったわけですが、ホーバスがホーキンソンや渡邊を引っ張るのはワールドカップで分かっていたこと。ただ、今回は八村がいたので、もう少しローテするかと思ったら、3人を長く使いました。それでいて残りの2人も長く使っています。言ってしまえば

八村を融合させる難しさはホーバスには責任はないのですが、難しいからこそ、これまで自分たちが作ってきた連携を重視する戦略もあったとは思います。ただ、それよりも目の前の相手と戦えそうな選手を起用することを優先したわけです。

東京オリンピックの時の女子のことを思い出すと、プレーコールで動き方が決まっていて、そのルールを適切に実行できる選手を起用していた印象でしたが、今回のパリでは細かな約束事とプレーコールよりも戦えることを選んだわけで、ここに「モヤモヤ」の一端があるのは間違いありません。東京のホーバスとパリのホーバスは別のことをしていた感じ。

それだけ主力を信じたかと思えば全員をベンチメンバーにしたセカンドユニットもありました。八村の離脱という事情があったとはいえ、これも何だったのか。ただ、東京の時もホーバスの采配は不可解なことが多かったので、その場でやってしまっただけの気もします。

総じて3年間で積み上げてきたものを最後に変化させた印象の強いパリでした。3Pを多く打ったことはホーバスになってからの勇気ある決断だったわけですが、アシスト女王・町田じゃないけど、そもそもはプルアップ系で始まったわけじゃないのに、プルアップ祭りになったわけだしね。NBA組が後から合流する難しさに、足を引っ張られたってのもあるだろうねぇ。

ホーバス・ジャパンを振り返ろう” への3件のフィードバック

  1. 八村渡邉ホーキンソンが揃った今がモヤモヤで終わりそうな現状に涙を禁じ得ない、次こんな豪華なメンツが湧き出るのはいつになるのやら

  2. 川島はシアトル大に決まりましたね。
    NCAA全然知らないんでレベルはわかりませんけども。(120位くらい?らしいです)

    日本のバスケのレベルが上がるということは、当然海外留学が増えるので連携不足はこれからも、というかより加速しますね。
    これを解消するには日本でのバスケの育成レベルとリーグの価値を引き上げなければなりませんが、まー数年でできることでは無いので、そのころには八村もホーキンソンももういないでしょう笑
    まぁそういう意味では個人技でどうにかしろ、は正しいのかもしれませんけど、通用するのは東アジアまでですね。
    個人的にはアレハンドロやロイブルのスタイルのが好きですけど、どのスタイルが最適かは答えが出ませんねー。

    1. ランキングと勝敗みると、割と良い学校ですよね。
      シアトルなら過ごしやすそうだし。

      なかなかクラブ式の育成にはならなそうなので、個人技強化スタイルを続けて行くしかないんでしょうね。まぁ仕方ないのかな

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