東京オリンピックからパリオリンピックまでの3年間を振り返ってみましょう。でも、途中のことなんて覚えていないから、基本的にはパリについて振り返るよ。
最も重要なのはラマスからホーバスになった・・・ことではなく、ホーキンソンが登場したことです。得点・リバウンド・3Pなどスタッツの面ではもちろん、誰よりも走り、誰よりもスクリーンに行き、誰よりもリバウンドに参加し、誰よりもヘルプに奔走した稀代のビッグマン。もちろん世界最高のビッグマンではないけれど、ワールドカップからオリンピックと
世界で最も働いたビッグマン
であることは間違いありません。強いチームはプレータイムシェアするからホーキンソンみたいに働く必要がないもんね。でも、世界最高峰のビッグマンであっても、ホーキンソンほど働いているかは疑問があるくらいだもんね。少なくともエンビードよりは働きまくっているぜ。
「ホーバスだからホーキンソンも活躍したんだ」なんて薄らトンカチな理論は成立するはずもなく、世界で最も働くビッグマンが日本にいるっていう事実はHCにとってはラッキー以外の何物でもない。しかも八村と渡邊というNBAプレイヤーがウイングにいるという日本のHCとしては極めてラッキーな状況でもありました。
八村 26歳
渡邊 29歳
ホーキンソン 29歳
3年前では若く、4年後では年を取っている。そんなことすら思わせるくらいに「ベストなタイミング」だったのが今回のオリンピック。『史上最高』と題されていたけど、このフロントコートの顔ぶれと年齢は前はもちろん、後にもこんなベストな布陣は訪れない可能性すらあります。まぁレブロン見ていたら「4年後も問題ない」と思っちゃうけどね。
どうでもいいけど、女子は「3年前がベスト」だった選手をパリ本番になって呼びすぎ。アスリートが3年前と同じレベルでプレーできると勘違いするファンはいるけど、HCも勘違いしたのかってくらいの謎だったわ。しかも、赤穂やステファニーあたりをベストな形で使う気がないし。
さて、予選3試合では3P75%でデュラントすらも差し置いてトップになるという全部門での活躍を見せたホーキンソンですが、ホーキンソンがいたことはホーバスにとってラッキー以外の何物でもないというのは、ただ単に「優れた選手だから」ではありません。
例えばペリン・ビュフォードはホーキンソンよりも優れた選手ですが、もしも帰化したとしても代表に選ばれるのはホーキンソンでしょう。それはホーバスが求める要素として
ビッグマンのメイン業務はハードワーク
と位置付けられているからです。ぶっちゃけホーキンソンは優秀過ぎたけど、ビッグマンは得点が取れなくても3Pが決まらなくても問題ないから、ハードワークして欲しいというのがホーバスのバスケ。NBAファンなら当然のように受け入れられますが、Bリーグファンなら受け入れられないかもね。
なんせホーキンソンが登場する前はルーク・エバンスが帰化枠で選ばれていました。ビッグマンとしては物足りないけど、献身的なスクリナーだし、運動量も多いウイングビッグタイプ。ホーバス戦術で必要なのは1に運動量、2に献身性。そこにフィニッシュの正確さも、ポジショニングの有能さも、さらにはポイントセンター的な仕事だって受け持ててしまうのがホーキンソン。
ホーバスジャパンなんて、ホーキンソンジャパンと言い換えたっていいんだ。だって、ホーバスが求めていた最高級のビッグマンこそがホーキンソンなのだから。ついでにいえば、女子はもうホーバスバスケは出来ないと思うのだが、その理由は高田がいないと成立しないからだ。ビッグマンは大事。メインウェポンじゃないけど戦術で最も重要
うーん、なんか「センターを見れば戦術がわかる」に近く、古い話だな。まじで17-18シーズンの話をしているみたいだ。
POになるとアデバヨとスモール依存性になるヒートみたい
ご無沙汰しています。
本題から逸れてすみませんが、大阪IR導入予定に伴い、“MGM及びオリックス”主導で日本も“Sports Bedding(オンラインカジノ)”のMarketになる近い将来も予見されます。
Online Betting Site | Sports Betting | Betway
諸外国におけるスポーツくじ・スポーツベッティング関連法規制の動向①-米国(上)- | ゴールドオンライン (gentosha-go.com)
The NBA’s Sports Gambling Issue Is Worse Than You Think (youtube.com)
私は基本的に古い人間(classicism/65歳)なので、下記点を危惧しています。
1. NBAがMGMに代表されるカジノ業界に汚染されてしまう将来
2. 欧米社会以上に、日本社会全般が受けるかもしれない大きい負のダメージ(水原一平氏が象徴したばかりの)
つまり、財政面のメリット(Integrity Fee, ETC)と前述のNegative Impactをバランスさせることは本質的に無理かと。
管理人さんのご意見をお伺いできれば、幸いです。宜しくお願いいたします。
次の五輪だと八村(30)、渡邊(33)、ホーキンソン(33)。
八村は全盛期と言っても良いかもですが、他はもう下降線ですね。
下の世代では河村、富永はもちろん、ジェイコブス、川島、ルカ、ロロ、山ノ内、イブ、謎の双子etcと有望な選手は出てきていますが、上記三人よりも優れているかと言われれば当然そんなはずもなく。
今年が歴代最強であり、未来に渡っても最強だった、なんてことになる可能性もあるわけで……。
何としても一勝したかったですねぇ。