さようならキャブス(とビッカースタッフ)

プレーイン ⇒ ファーストラウンド ⇒ セカンドラウンド と順調にステップアップを果たしたといえば果たしたキャブス。マジックとのファーストラウンドはゲーム6、ゲーム7とドノバン・ミッチェルの勝負強さをベースにして戦い、そのミッチェルとジャレット・アレンがケガで離脱しても立派に戦えたカンファレンス・ファイナルでもありました。

『結果』という視点では十分なものであり、ビッカースタッフの戦術・采配を考えれば、想定された中で最高の結果でもありました。ケガというアクシデントにより勝てなかったと考えれば十分すぎる結果であり、ケガというのがアクシデントなのか必然なのかといえば「必然」と言いたくなる戦いぶりでもありました。

今回はHCが解任されたこともあり、ディティールに触れても未来はないし、大まかな部分を振り返っていきましょう。

◎反省と補強

昨シーズンのプレーオフでは、ゴール下でミッチェル・ロビンソンに完敗したこともあり、物足りなかった3P担当を補強し、外から点を取れるチームへの進化を目指しました。目指す方向そのものは間違っていなかったもののストゥルース、ニヤング、それにサム・メリルとシューターを補強したことは、正しいようで正しくありませんでした。

いや、正しくは成功したといえば成功しました。

ストゥルースが加わったことでシーズンの3Pアテンプトは5本も増えました。やりたいことが成功したといえば成功したわけですが、プレーオフになると微妙です。

増えたのは間違いないし、ディフェンスが悪化したわけでもないので、否定する要素はないのですが、じゃあ、これが目指した方向性の結果として正しいのかっていうと、どうもね。メリルが完全なるシュータームーブをすることで3Pチャンスが増えた程度の違いしか感じなかったのも間違いありません。

もしも「3Pが決まらない」であればシューターを増やすのは正解ですが、「良いシュートシーンを作れない」のが、昨シーズンのプレーオフでの反省であり、必要なのはプレーメイクの見直しでした。そこに手を付けずに安易なシューター補強に走ったといえるし、手を付けるべきはコーチングスタッフの改善でもありました。

また、このシューター補強をしたことで、ビッグマンの補強がイマイチだったことも苦しいものがありました。アレンとモブリーのツービッグは強力ですが、この2人しかリムプロテクターがおらず、アレンのケガで一気に層の薄いチームへと変わってしまいました。控えの1枚のリムプロテクターがいないことで、急にスモール仕様になってしまったことはロスター構成の問題です。

実はビッカースタッフの問題よりも、こっちの方が大きかったし、アレンが離脱してもファーストラウンドを突破したことを考えても、間違いなく結果を残したビッカースタッフでもあります。キャブスが想定できる最高の結果はセカンドラウンドだった気がするので、選手の頑張りとかよりもチーム設計の方が苦しかったです。

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