ヨビッチのビッグマン3Pから始まる後半。ところでヒートは相手のウィークポイントを攻めることを積極的には実行していませんが、本日はヨビッチがボールを持つ回数が多いです。その理由はセルツのディフェンスプレッシャーが強烈な中で、一番楽なヨビッチに預けている構図が多いから。ヨビッチでボールを運んでおけばOKじゃん。もしくはアデバヨか。ホリデーを避けたいということですね。
〇ヨビッチ
タッチ数 48回(31.4回)
フロントコートタッチ数 20回(16.4回)
ボール保持時間 2.0分(1.3分)
シーズンと比較すると、こんな感じ。バトラーいないし、スターターになったしで、シーズン平均よりもプレーオフの方が長く起用されているので、それぞれ増加していること自体はいいのですが、タッチ数の17回UPと大幅増に対して、フロントコートは4回UPなので大した増加ではありません。バックコートからボールに触っている回数が15回⇒28回と増えたぞ。
ストロングポイントであるガード陣のプレッシャーが効かないセルツディフェンス。
さらにウィークポイントであるポルのペリメーターをヒーローでつき始めます。アデバヨのスクリーンを使って引き出すというか、部分的な2on1を作ってはヒーローがプルアップを打ち、さらにミドルレンジに入るとポルを引き出しておいてアデバヨへのアリウープも完成。
何度も繰り返したところでプレーを読んだホリデーが飛び出てきてスティールもしますが、攻略されていることに違いはない。そこでホーフォードを投入してアデバヨのマークにするのですが、ツーメンゲームからパスで動かしてハイスミスの3Pがヒット。マークしていたのはポルなので、どうにもこうにも弱点利用です。これで10点差。
苦しくなったセルツですがタイムアウトから7-0のランで取り返します。まぁそういうことですね。
〇レーティング オン/オフ
ポルジンギス
オフェンス 88/132
ディフェンス 143/76
1ゲームの話であり、ヒートの3Pが決まりまくった結果なので、信用していい数字ではないのですが、あまりにも大きな差が出来た試合でした。そしてディフェンスはともかく、オフェンスはどういうことなのか。FG1/9と完全に足を引っ張ってしまいました。
つまり個人単位でウィークポイントを狙われたってだけならいいんだけど、ストロングポイントも消されてしまったわけだ。なお、ゲーム1は大きくプラスになっていたので、ウィークポイントであることよりもアップダウンの激しさの方が目立っています。
またもホーフォードおじさんの偉大さを感じてしまうのか。後任探しを繰り返しながら、最後はやっぱりホーフォードおじさんが良いっていうね。まぁ交代から取り返したので6点差で3Qが終わります。取り返したってことよりも、ヒートは3Pを打つのも難しくなってきたのがデカい。
あとね。ヨビッチがそこそこ守れるようになっているんだよね。昔、「ポルジンギスよりマルカネン」ってことを書いたんだけど、それくらいの差を感じた若き頃のマルカネンに比べたらヨビッチはそこまでではない。オフェンスはわかるけど、守れるようになるとは思っていなかったもん。バトラーのいないプレーオフでプレータイムだけでなく役割も大きくなって成長するのだろうか。