プレーオフ①セルティックスvsヒート

ゲーム2

イーストは1位でプレーオフに出るとメンドクサイ相手と戦うのがセオリーなのか。セルツにとってヒートはやりにくい相手というか「ストロングポイントを出しにくい」相手です。それは相性というよりは、お互いが噛み合うから。

何故かナチュラルマッチアップがテイタムvsアデバヨを選ぶヒート。そこからスイッチが発生しても特に関係なく、全ポジションを誰もが守ります。5アウトオフェンスでギャップを使うのが好きなセルツにとっては、どこにも穴がない相手は珍しく、しかもロジアー他もいないから高さのミスマッチも使いにくい。

それはセルツにとっても同じなわけで、アデバヨのマークがホリデーになっても関係ない。なんだったらアデバヨ対応が一番悪いのは、ナチュラルマッチアップのポルジンギスな気がするもんね。ただしバトラーがいないのでセルツ側からすると「ここは負けそう」というポイントがありません。勝てるかはわからないけど、負けることはねーだろ。っていう感じ。

高さで言えばセルツにはポルがいます。アデバヨがテイタム対応なんだからポルで押し切れそうなのですが、開始早々にヨビッチに吹っ飛ばされると、そこからインサイドへの押し込みが嫌そうになります。さらにハイスミスにも吹っ飛ばされており、フィジカル負けが目立つぜ。地味にデカかった攻防。

ホーフォードとポルが並ぶとヒートは連続で3Pを決めていきます。初めからヨビッチが3Pを打っており、ビッグマン3Pは狙いやすいポイントでしたが、ツービッグになったセルツが高さのメリットを生かせず、ヒートがスモールの良さばかりだしています。そこまでやって互角なんだけどさ。

攻め手が足りないことを自覚しているかのように3P連打なヒート。迷いがない3P連打。ドライブで抜くのは難しいし、ゴール下まで行くとブロックもされるし、それなら打ち切る重要さを優先しつつ、スペースを広げていこうぜ。っていうオフェンスの形です。決まらなかったら、そこで試合終了だったかもしれない。でも決まったから広いスペースでオフェンスが出来るようになっていきます。

28点取ったヒートですが、24点が3Pでした。なんだそれ。セルツは27点ですが3Pでは6点のみ。この時点で両チームの実力差がでているのですが、あまりにも決まりすぎると、対処しなければいけないし、対処すれば他の穴が出来てしまうかもしれないよね。そういう戦いへと進むための序章となった1Qでした。

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