カリーがいない時間帯。よくあるのはターゲットを失ったディフェンスが逆に迷うことです。ある程度オフェンスが組み立てられているウォリアーズだし、全部守りに行っているキングスだし。でも、純粋に決められないウォリアーズという構図になります。たまにクミンガが押し切ってくれるくらいで、ボールは動くし、崩しは出来ているけど、フィニッシュまではたどり着けないような。
ミスマッチを攻めてくてもスピードで振り回せる選手はいないし、高さでアタックする選手もいない。ドライブしたクレイがキーオンにあっさりとスティールされたりしてさ。やっとこさクリス・ポールがタフショットを決めたけど、苦しさばかりが目立ちます。前半16分間で25点しかとれなかったぞ。
また、ジャクソン・デイビスが普通のディフェンスをしてしまい、ルーニーになると『サボニス対策』に戻りました。この対処の差は作戦なのか、それとも個人の判断なのか。ただ1ついえるのはルーニーはサボニスの個人アタックは消してくれています。ソーンなんだろうけどね。ゴール下で待ち構えるルーニーでインサイドの得点を消し始めた。サボニスのミドルも外れたしさ。
そしてムーディが3Pファールドローもあって得点で助けてくれます。ちょっと取り戻したウォリアーズ。ところがルーニーを下げた途端にサボニスのゴール下合わせ。今度はインサイドに収縮しすぎてキーオンの3P。またもムーディーがファールドローしてくれたけど、なんだか上手くいかない采配。カリーの3Pが外れた流れからサボニスのトランジションが決まって48-34です。
さて、キングスは引き続きサボニスのハンドオフから3Pを狙っていきます。ウォリアーズが対策を継続するのだから当然の対処。でも、決まりまくっていたキーガンが外し、キーオンもオープンを外しら、バーンズもミスなので雲行きが怪しい。良いことばかりは続かない。
その間にクミンガが取り返します。3連発のクミンガでキングスがタイムアウト。今シーズン揉めたクミンガですが、結果で示してきました。でも、ポムジェムスキーよりも出番が短いのだから、思うところありそう。カリーへのマークが強い中で、ムーディーとクミンガに救われたようなウォリアーズです。
〇前半
クミンガ 15分 12点
ムーディ 4.5分 7点
大事な試合で苦しむおじさんたちを助けてくれた2人。カリーのアテンプトが5本に留まるほど徹底マークなので、周囲が決めるのは大事だったね。それしかなかったともいう。ある意味で『カリー対策』がハマったような前半さ。
その前半終了間際。自らのターンオーバーからルーズボールになったところで、取り返しに行ってファールするサボニス。これで3つ目。相変わらずだぜ。このチグハグな出来事もあって、54-50とたったの4点差になって終わります。前半は余裕だったはずのキングスが、見事に追い上げられて終わりました。終わり悪けりゃすべて悪し。そんな雰囲気です。
キーガンはシーズン通してアウトサイドの当たり外れが大きかったので、たまたま当たりを引いた感があるので信用してないんですよね。
それにクレイの大ハズレも重なった事故みたいな試合でしたね。それでも前半は差が無かったのでキングスもイマイチ。やっぱりモンク不在だと得点力キツいっす。ペリカンズにはバックコート陣がずっと封じられてるのでキツいかなと思ってます。