プレーイン キングスvsウォリアーズ

さぁポストシーズンです。1試合でも負けたら終わりのチキンレース。そこにいるのは昨シーズン3位のキングスと6位のウォリアーズ。ともに順位を落としてしまった今シーズンでした。予想は

サボニス対策を持っているウォリアーズ優位

でした。もともと、昨シーズンのプレーオフでウォリアーズが使ったのが『サボニス対策』であり、サボニスを離しておいてカッティングのパスを封鎖。同時にミドルを好まないサボニスがアタックしてきたら複数人で囲んで奪い取っていきました。本来はアウトサイドの2on1からハーターが3Pを決めればOKでしたが、これが決まらなかったプレーオフに続き、今回はハーターもモンクも不在です。

勝てなくなったシーズン終盤にはキーガン・マレーとハリソン・バーンズがサボニスとのハンドオフプレーを多用し始めましたが、解決策はこれくらい。あとはフォックスにすべてを委ねるっていう流れくらいしか思いつきません。

そしてウォリアーズサイドからするとカリーがキーガンのディフェンスと相性は良く、しっかりと決めきることが出来そうなのでアドバンテージがあります。なのでウォリアーズが優位だ。

ただし、ウォリアーズは「カリー以外のシューティングは信用できない」という問題もあります。いっそのことキングスはカリー以外に積極的に打たせる守り方でも良さそう。その場合はポムジェムスキーやジャクソン・デイビスにオフェンスリバウンドを許さないことが重要なので、ハードワーク勝負になります。

そして最終スコアはこれ。予想が正しければ、ウォリアーズ側の不安材料が強く出たことになります。カリーはFG8/16、3P3/7と悪くない確率ですが、22点にとどまっており「カリー以外に打たせろ」が成立していた可能性があります。

ってことで、試合を見ていくのですが、なんで逆説的な構図で書いているかというと、プレーインなんて1試合しかないわけで、当日の好不調で勝敗はたゆみます。実際、勝因が「デローザンの娘」なんてこともあるわけで、1試合で全てを決めてはいけないよね。

ただ「予想された内容」で終わるのであれば、それはシーズン全体の課題が1試合に詰まっていたということです。もしもキングスが『サボニス対策』で負けていたならば、オフに考えるべきはサボニスがミドルやショートレンジを習得することか、あるいは特定のシューターではなく、全員が流動的に絡んでいく形へと戦術変更すべきです。

そんなわけで「さようなら」にも繋がるから、予想と内容の照合は大事なんだよ。果たして、この試合の1勝がシーズンを終わらせたのか、それともシーズン中に「もう1勝」出来ていれば済んだ話なのか。

プレーイン キングスvsウォリアーズ” への1件のフィードバック

  1. キーガンはシーズン通してアウトサイドの当たり外れが大きかったので、たまたま当たりを引いた感があるので信用してないんですよね。
    それにクレイの大ハズレも重なった事故みたいな試合でしたね。それでも前半は差が無かったのでキングスもイマイチ。やっぱりモンク不在だと得点力キツいっす。ペリカンズにはバックコート陣がずっと封じられてるのでキツいかなと思ってます。

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