バックスvsクリッパーズ

2024/03/05

なんか急に勝ち始めたバックス。なんでやねん。本日はヤニス不在なので、その理由はわかりそうにないですが、おじさんたちがワチャワチャやって勝っているのは現代セオリーにというかウエストの常識に反するね。でも、本日はウエストで常識に反しているクリッパーズさ。

試合はリラードの3P連打とベバリーのディフェンスが目立って始まります。ベバリーがとても効いているのですが、それは後ろに下がっていくばかりだったバックスディフェンスで1人だけアグレッシブに前に出てのプレッシャーをかけるから。それはシクサーズでは見られなかった現象なので、これがリバースらしさってやつか。

ポール・ジョージとデートするベバリーのディフェンスは「守れている」というのとは少し違います。普通に抜かれているし、抜かれそうになってファールしている。ただ、前へとプレッシャーをかけることでクリッパーズのボールムーブは阻害されるし、ポール・ジョージもボールを持ってから時間をかけてしまうので、なんだか凄く個人技仕様に見えてきます。

それは正に「バックスにハマっている」といえるわけですが、全体としては3Pを空けて打たれているというか、打たせているというか、っていう中を固める形です。効果的にチームディフェンスが構築されているってのとも違うわけだ。まぁバックスは昔からこの形なので、過去に戻ってシュートミスを待つ守り方になっただけさ。

さて、クリッパーズ側についても「あれ、こんな感じだったっけ」という感想もあります。ハーデンが加入して1か月くらい経ってからは、鮮やかではないけど、もっと連携を使っていた印象ですが、ポール・ジョージとレナードの個人技ばかり。

っていう序盤から選手交代で少しずつハーデンのパスワークが出てくると逆転します。うーん、っぽいなー。別に個人技中心でも守れている時は良かったんだけど、リラードに3P連打喰らっているわけだし、点を取れないと苦しいな。

もう1つあったのは、ブルックがズバッツをガン無視してOKなので更に中を固めやすかったバックスということ。ならば部分的な2on1をアウトサイドで実行すればOKなんだけど、あんまりやらず。そしてハーデンとタイスになったら増えてきたわけです。

大きく天秤が傾くことがなかったので、わかりにくかったものの、流れとしては非常にわかりやすい前半でした。スターター同士になるとバックスが少し上回り、ベンチメンバーが増えると明らかにクリッパーズが上回りました。その多くは、コンビプレーを使うかどうかというクリッパーズの事情に見えたわけです。

前半は55-48でクリッパーズがリード。まぁ順当だね。ヤニスもいないしさ。

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