ストッパー、キーガン・マレー

1Qだけで3P5/7決め18点のカリー。さすがに対処しなければいけなくなる中でマークについたキーガン・マレーは2Q以降のカリーを3P1/7で15点に抑え込みました。

前の試合で73点という歴史的な得点を奪ったドンチッチ。さすがにドンチッチへの対処で手を抜くわけにいかない中でマークについたキーガン・マレーは、FG9/26、3P1/9の28点に抑え込みました。

「抑え込みました」が正しい表現なのか微妙なラインですが、キングスのディフェンスプランは『相手のエースを抑えに行く』ことが多く、ウォリアーズ戦ではカリーを抑えに行った結果、クミンガの31点を筆頭にカリー以外に100点を取られ、マブス戦ではドンチッチを抑えに行った結果、グラント・ウィリアムスの27点を筆頭にドンチッチ以外に87点を取られています。

オフェンスのチームであるキングスは「点の取り合い上等」な戦い方ですが、点の取られ方に関しては

というスタンスです。ただし、そこに労力を割くわけではなく、シンプルなマンマークとダブルチームなどで対処しており、他の選手には自由に打たれてもいます。この戦略を採用するチームも増えてきましたが、誰もが3Pを決める時代にディフェンスレーティングを上げるためには愚策です。

でも、キングスはオフェンスで勝つチームなので気にしていないかのよう。「130点取られなければOK」みたいな。ウォリアーズには130点取られて勝ったけどさ。

昨シーズンの4Qはフォックスがディフェンスでも働きまくりで試合を決めていきましたが、今シーズンはディフェンスでのフォックスは大人しくなっており、かわりにウイングのキーガン・マレーが相手エースを担当することが増えてきました。「キングスの伸びしろ」であるマレーには新しいミッションが与えられているわけです。

そんな中でもカリーやドンチッチといったガード相手にマレーにしているのは面白い状況です。ウエストのプレーオフを勝ち抜くためにマレーが抑えるべき相手はジャマール・マレー、アンソニー・エドワーズ、ポール・ジョージ、SGA、イングラム、ドンチッチ、ブッカーあたりになってくるのかな。

ストッパー、キーガン・マレー” への1件のフィードバック

  1. 相手を攻めにくくするキーガンのディフェンス、特にファールがそんなに少なかったとは、、、確かにファールトラブルの記憶がほぼありませんね。
    接戦をものにできなかった4連敗から、勝ち切ることができた3連勝で、自分たちを信じてやり方を変えない大切さをひしひしと感じています。あとはウイングディフェンス強固チームに対して無力すぎる面、どうにかなんないかなあと。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA