パリゲーム’24

おぉ消えた天才ジャイルズがパリに登場しているぞ。ロニー・ウォーカーとデニス・スミスを使うネッツは異様なスモールラインナップになります。1Qの内容で「こんなオフェンスでは勝機はない」とばかりに振り切ったようなジャック・ボーン。守れているんだからいいじゃん、みたいな発想はないぜ。

これでキャブスが3P連打になります。サイズの差があるから打ちやすく、しかもディフェンスの弱いというかコミュニケーションミスだらけだしさ。ポカスカと決められたことで早々に嫌になったのか、デニス・スミスとジャイルズが下げられ、ディンウィディとフィニースミスでノービッグだけど、少しサイズアップしたぞ。

さて、まったく評価してもらえなかったジャイルズですが、ジャイルズが・・・というよりも、スモールでスイッチ連続する方がネッツは守れるように見えます。ただ、そんなことをしたときに3P連打されちゃったからイメージ悪いよな。チームって、そういう巡り合わせの中で変化していくもんだと思う。

ネッツディフェンスは落ち着きを取り戻したものの、トランジションが出せないのでオフェンスは止まったまま。そしてドノバンが戻ってきたところで再びドライブアタックを食らい、食らった次にキックアウトでルバート3Pなのでタジタジになります。2Q6分で19点差になっちゃった。

せっかくのパリゲームなのに大差ではお客さんも退屈だよね。
なんて思ってたら、今度は床でツルツルと滑る現象が多発します。もっと退屈じゃん。ファールになったりならなかったりとアレだけど、スピードアップはなおさら難しく見えてきます。

そんなわけでNBAらしい微妙な展開になった2Q後半。ファールコールによるフリースローが増えていき、ダイナミックな感じもなければ駆け引きもないぜ。しかもキャブスの3Pが外れ始めるとさらに悪化。FGの少ない展開に盛り上がるポイントを探すようなパリっ子たち。それでいて20点差だぜ。

残り1分でブロックの連続が生まれたのに、あんまり盛り上がらなかったのが熱量が下がっている雰囲気を示していたぜ。

ところでキャブスはクレイグ・ポーターを見たかったんだけど、ハンドラーが2人いるので出番はなく、かわりにストゥルースが出てこなくなったのでメリルのプレータイムが長くなりました。27歳のガードはシューティング担当ですが散々な出来。

ところがリバウンド数が示しているようにディフェンス面ではすばやいゴールしたカバーが効き、しっかりと活躍していました。こういう選手が出てくるのがキャブスの面白いところ。かといって主力が戻ってきたら使いどころがないのもキャブスらしさ。

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