あとはせめて止めるべきところを止めましょう。速攻をやらせすぎです。
〇速攻での失点 16.5(27位)
〇トランジションでの失点 24.8(28位)
〇ターンオーバー 13.7(17位)
〇ターンオーバーからの失点 16.9(16位)
ところが、速攻の多さに対してターンオーバーからの失点はリーグの真ん中くらいです。ということでリバウンドからのカウンターを多くやられています。トランジションディフェンスの悪さは致命的な欠陥なわけだ。
特にヤングがドライブアタックしたときにトップでシューターポジションを取る選手が少なすぎです。セーフティの役割でもあるわけですが、ドライブを見ているだけなので連動しないことが、ディフェンスにも響いています。
そしてボグダノビッチがコートにいる時間はカウンターを食らう回数が減り、ディフェンスレーティングも向上しています。シューター役に徹しているボグダノビッチですが、その分だけポジショニングに気を配ってくれています。
〇ボグダノビッチのオン/オフ
ディフェンス 116.1/122.3
ヤング+ボグダノビッチの時間でも115なので、1人で大きな改善をもたらしています。116ってよい数字ではありませんが、オフェンスのチームなので少しの改善でプラスをもたらしてくれるということ。
トップのスペースを空けないポジションチェンジとトランジションディフェンス
うーん、基本的な事なんだけどね。ジャズでは全く起きていなかった現象。この辺が緊張感のない展開で手を抜いているように見える部分です。ものすごく気持ちの問題なんじゃないか。シンプルに攻守の切り替えが遅い。
「ディフェンスの良いチーム」を目指す必要はないけれど、ゴール下、コーナー3P、トランジションとイージーオフェンスをやられていては「ディフェンスが酷いチーム」なんだよね。
常に緩く見えてしまうホークスディフェンスは、攻守の切り替えも、ヘルプも、ローテも、全てが後手後手で追いかけるので「気を抜いているなー」にみえてきます。自分のマークマンがパスを出したらホッとする、みたいな。その点ではチームのカルチャーになっているのかな。
ジャズ時代に守れなくなっていたスナイダーのディフェンス戦術。そこからゴベアが抜けたらこんなもんなのか。それとも強い相手には互角以上に戦えているように、集中力を高めればどうにかなるのか。またもシーズン後半に勝てるようになるのか。プレーインラインが低いので手を抜いているとかさ・・・。