イン-シーズントーナメント ファイナル

ペイサーズvsレイカーズ

新しいタイトルの初代チャンピオンに輝いたのはレイカーズ。レブロンとハリバートンの新旧エース対決になることを予想したものの、見事に覆されましたが、試合展開は予想通りのものでした。特殊な両チームらしさが出た試合であり、シンプルな部分で決着しました。

なんとレイカーズのペイント内は80点。聞いたことがない数字です。フリースローでも27点取っており合計で107点。3Pは2本成功の6点のみとアンチ現代バスケの結果なのですが、内容は現代バスケなのだから難しい。ペイント内で圧倒したことが勝因でしたが、印象でいえば

こんな感じです。出来すぎたレイカーズと、ダメすぎたペイサーズ。ペイサーズのゲームプランでいえば60点くらいは許容範囲だったと思いますが、それを大きく上回れてしまったし、レイカーズの日常(54.7点)を考えても60点であれば合格点のはずです。それがお互いに計算が狂ったような感じ。

同時にレフリーが張り切り過ぎた印象もあります。両チームにフリースローが多すぎたのは、プレーオフと違ってコールをしっかりとすることを優先されたような感じ。レブロンのオフェンスファールとか、プリンスのブロックとか、ターナーのムービングスクリーンとか、普段ならとらないようなコールをしていた。

そしてフリースローについていえば、レイカーズからすると非日常の本数を与えており、ペイサーズからすると、そもそも相手にフリースローを与えまくる(ペースが速い)という事情もあります。トータルで考えればペイサーズ的には自分たちのゲームプラン通りに進んだような内容でした。

しかし、いくらなんでもADにやられ過ぎました。8本のFGミスがありますが、そのうち6本はマッチアップがアイザイア・ジャクソンの時間帯だったと思います。ターナーとマッチアップしている時のADは無双しまくりました。

シンプルに「ADがターナーを上回った」といいたいのですが、ここ2試合のFGが42%だったことを考えると『出来すぎ』にも見えます。特にジャクソンとのマッチアップ時は攻守の切り替えで置いてかれることもあり、何度もゴール下でフリーを作ってしまいました。運動量的には苦しそうに見えたよ。しかし、ターナーはADに対して無力すぎた。ってことで、

そんな内容でした。ターナーはリーグ最強のリムプロテクターのはずが、ADにパワーで押し込まれれば、スピードでぶち抜かれる。一瞬のムーブでゴール下でフリーになり、ねじ込まれる。かといってADもADで疲れている空気も出ていたのに、ターナーが相手だとイージーモードで決めまくる。

どちらも良いときと悪い時がハッキリしているタイプですが、ここまでターナーがADに対抗できないならば、ペイサーズに勝ち目はなかったといっても過言ではありません。ちなみにアイザイア・ジャクソンは4ブロックも記録しており、ターナーよりも遥かに効いていました。ただ、それではダメだった事情もあります。

ターナーのもう1つの役割はゴール下で待ち構えるADを外に引き出すことでしたが、これも見事に失敗しました。ここの3Pが決まっていればペイサーズオフェンスには違う展開も待っていましたが、攻守にADがターナーを上回るファイナルになったのでした。

イン-シーズントーナメント ファイナル” への1件のフィードバック

  1. ペイサーズファンですが、大会自体凄く楽しいものでした。
    試合の回顧ですが、あれだけのダブルチームをされ続けた中でハリバートンの20-11は立派だと感じました。
    味方のFG%も考えれば余計に。

    カーライルはターナー&ブルブラの不振、ファウルトラブルがあり大分選手起用に悩んでいたように感じましたね。
    ディフェンスでは対ADに効きまくってたアイジャクもオフェンスでは確実性がなく長い時間を起用できない辛さもより感じました。
    メガネが入ればターナーよりはADともフィジカルに戦えるだろうなとも思いました。

    ハリバートンがダブルチームを仕掛けられた時の対処法としてネムハードやブルースブラウンに中継させるオプションがありますがそれが使えなかったのも凄く辛かった点です。
    特にADがペイントで無双してたのでよりミッドレンジゲームの出来るネムハードの不在も響いたなと。

    ニースミスが単独でレブロンの強み消せつつあったので、ターナーが守れなかったのがファン的には辛く悔しかったです。

    大会的には1戦先勝の利点を活かして勝ち上がりましたが、1戦先勝の辛さに負けて試合でした。
    若いチームなのでここでプレーオフさながらのガチゲームを経験出来てすごく良かったです。

    感じたことの箇条書きでバラバラになってしまったので読みづらくなってしまい長々と失礼しました。

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