キングスvsキャブス

2023/11/14

フォックスがいない間に苦しんだキングス。不在期間が2勝3敗らしいですが、オフェンススタッツの変化が凄い。

〇フォックス オン/オフの試合
得点 125.3/102.6
FG  46% / 42%
3P  35% / 30%

キングスの王様が帰ってきたホームの試合となりましたが、まずはキャブスにちょっとした変化を感じるスタートになります。

初めに目立ったのはサボニスvsアレン。これが凄く微妙で、サボニスの突破を守れていない感じのアレンなんだけど、最後のシュートのところではサボニスのミスとアレンのリムプロテクトが合わさって、そこそこ守れている。

じゃあ、何が目立つかというと、アレンが止めきれていない感じだからモブリーがヘルプに来ること。これが、そこそこ迷ってから長い距離をヘルプに来ます。「長い距離」ってのがポイントでコートを広く保てているキングスのオフェンス側と、もっと中を固めるシステムのはずのキャブスがマンマーク優先で守っているから、モブリーの動きが目立っています。

ペイント内を固めるのがキャブス式なのに、あまり固めていないし、アレンに対してヘルプに行くのはモブリーだけ。その守り方だと、スピードのあるフォックスが暴れるスペースも十分にあるわけで、(サボニスの確率は微妙だけど)ドライブで切り崩せるフォックスです。

その後、ゾーンにしたキャブスですが、モンク、ベゼンコフ、ベゼンコフと3Pで崩していきます。3Pを守る気持ちを強くしているようなキャブスなのに、ゾーンにしたら3P連打されるというニャンともいえないやられ方です。

ところでベゼンコフって初めてみるんだけど、バスケじゃなくて他のスポーツをやっているようなフットワークだし、運動量も少ないのに、たどたどしい感じからキレイな3P決めていくのね。これって「バスケットの動き」っぽさがないので、タイミングが計りにくく守りにくいだろうな。

ライルズの役割をする選手が欲しかったところですが、3Pはベゼンコフの方が上手い気がするのでゾーン相手には特に機能しています。あとキャブスはベゼンコフのディフェンスを狙えばいいのに、わざわざパスアウトしていた。相手を見ないのもキャブス。

いずれにしてもサボニスとフォックスのペイントアタックに3Pの組み合わせが機能していて、ここまでのうっ憤を晴らすような機能性を見せていくキングス。確かに「フォックスのスピードアタック」がなければ、単なる外うちで終わってそうだもんな。ダビオンはこの部分に強いわけじゃないし。

いかにも「王の帰還」って感じになっていった前半のキングス。こうみるとやっぱり苦しんでいたんだなー。フォックスがいるだけで全く別のオフェンスになっています。ただそこにはキャブスの心変わりも混じっているような。

キングスvsキャブス” への2件のフィードバック

  1. 王の有り難みに感謝感謝の試合でした。気になったのはドゥアルテの使い方が難しそうで、今日はドノバン対応させてましたがめっちゃファールするしエースをマンマークするには荷が重い印象でした。今年はダビオンの代わりにキーオンエリス君を使っていますが、必ずしもエースキラーの役割をさせてるわけでもなくどうしたいのか。とは言いつつ、長いシーズンなので色々試してみてほしいところです。

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