バックスディフェンスとビッグマン

ではツービッグがどうなのかを見てみましょう。2人の組み合わせをプレータイムとディフェンスレーティングにしてみます。

ブルック+ヤニス   143分 112.3
ポーティス+ヤニス   94分 106.0
ブルック+ポーティス  23分 119.2

ブルックとポーティスのコンビの時間に苦戦していることがわかりますが、23分と短くなっています。2人とも今シーズンは欠場していないので、1試合当たり3分もありません。ヤニスが平均32.2分なので、もっと長くてもよさそうですが。

そこでワンビッグの時間帯がどれくらいあったのか、プレータイムから上のコンビで出ている時間をひいたざっくり数字で見てみましょう(ロビンとの組み合わせとかを無視する)

〇ワンビッグの時間
ヤニス   53分
ブルック  68分
ポーティス 77分

こんな感じになります。細かい組み合わせを言い出したらキリがないので無視して、この数字をざっくりとまとめてみると

ヤニスには相棒のビッグマンを同時起用しているのに、ブルックとポーティスは単独で使いたがっている

少し言い方を変えるとブルックとポーティスがセンターで、ヤニスはPF扱いってことでもあります。管理人はこういう起用法の時に「ポジション概念が強い」なんて言い方をします。ブーデンにとって3人は「ビッグマン」で括られていましたが、グリフィンはPFとセンターに分けて考えているのかな。

1試合当たりの2ビッグの時間帯を昨シーズンと比較しておきます。ちなみに欠場する試合があるのでトータルと1試合あたりは合致しません。

〇コンビのプレータイム 
ブルック+ヤニス   18.1分 ⇒ 17.7分
ポーティス+ヤニス  12.1分 ⇒ 12.8分
ブルック+ポーティス 13.8分 ⇒  4.1分

わかりやすくブルック+ポーティスだけ減っていますね。上で「1試合当たり3分もない」と書きましたが、4.1分になっているのは3試合で同時起用されていないからです。それくらい避けられているというか、あくまでも2人は同じセンターとして扱われているってことです。

ブルックが1ビッグになるのはともかく、ポーティスが1ビッグにされたら溜まったもんじゃないよな。5年前ならばそれだけで猛批判されてもおかしくない。ポーティスはレベルアップしたけど無理がある・・・あれっチームUSAも・・・。

では、次にビッグマンを減らしたバックスの数字の変化を見てみましょう。

バックスディフェンスとビッグマン” への2件のフィードバック

  1. ブーデンホルツァーは決してあのディフェンスがしたかったのではなく、ロペスにはあれしか出来なかったみたいなのを聞いたことあります。
    ブーデンホルツァー時代はポーティスをはじめとして他チームで微妙な選手も輝いてましたし、改めて彼は選手マネジメントの上手なコーチだったのだなと思っています。
    他方、グリフィンは現状、やりたい形がよく分からず、不安しかありません。
    もちろんブーデンホルツァーにも問題があり、ホリデー含めて脳筋よりだったので何かを変えなくてはいけなかったのは理解しますが。
    今が産みの苦しみであることを信じています。

    1. ホークスではホーフォードとミルサップでしたもんね。
      ブルックの特性に合わせてのチョイスだったならば納得です。

      ブレッドソーやアレンみたいな問題児を上手く活用していたし、一本鎗ってだけで優秀なHCでしたねぇ。
      プレーオフで勝てないというだけならば、采配担当を連れてこれなかったのかなー

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