薄くて厚いセルツ

昨シーズンはHCがマッズーラに変わったことと、ロバートのケガによってリムプロテクト能力を中心としたディフェンスシステムがなくなり、かわりにオフボールアタックを組み合わせたオフェンスに変更され、ハウザーのようなシューターも台頭しました。

今オフは戦略的にはディフェンスが弱くなっており、より現行のスモール戦略に適した構成になってきましたが、その逆で選手個人としてはディフェンス力のあるタイプが集められました。チームのコンセプトはオフェンス強化にあり、個人のコンセプトはディフェンス強化にあったような。

「2人が1人になる」補強戦略は大体が失敗します。5人でやっているバスケット。長いシーズン。柔軟性のある戦い方の重要度。これらのことを考えると、テイタム&ブラウンという軸が決まっているチームにとって、他の中心選手まで確定されてしまうことは悪い流れです。

しかし、2つのローテーションスポットが空いたと考えたら、次に新しい選手台頭すれば問題は解決します。そこに出てこれそうな選手を連れてきていたことは高く評価できます。

トレードの成否は、トレードとは関係ない補強組次第

こんな気がしてくるセルツのオフの補強。地味な働き者たちの活躍こそが、最も注目すべき変化になる気がします。

薄くて厚いセルツ” への7件のフィードバック

  1. FA組、ラマースティーブンス以外は皆ラプターズ放出組なんですね 
    ナースがローテ人数を絞りたがりだったのもあり、トロントでは目立った活躍がなかった彼らですが、新天地で活躍してくれれば嬉しいです。

    1. これはちょっと不思議な現象ですけどね。
      ウエストには行かないというローカルな流れ

  2. 控えハンドラー
    →プリチャード、バントン?
    控えシューター
    →ハウザー、スヴィ
    マルチディフェンダー
    →ラマー、ウォルシュ(R)
    控えセンター
    →コーネット、ラマー?、ケイタ(TW)

    センター以外は隙がない感じでいいですね。

    1. センターだけ隙だらけなんですけどね。
      ここの発想がスモール戦略っぽいので、特徴は色濃くなりました。

      安いサラリー組で上手くやりすぎです

  3. ポルジンギスとのDFの相性で言うとホリデーは良さそうな気がしますね
    プリチャードと契約延長の交渉もしてるらしいです。プルアップ3P担当だったと思いますがブログドンの分頑張れということなんですかね

  4. ブログドン、スマート、ロバート、グラント→ホリデー、ポルジンギスと考えると
    ブラウン、テイタム体制を支える過不足のない人員を放出して手に入れたのが、気の利かないポルジンギスと1v1ディフェンス最強のホリデーっていうのがすごい疑問符でした。

    いや、ホーフとおんなじタイプのビッグやん!
    いや、エースガード止めるのブラウンの仕事でええやろ!
    って感じ。

    ですがブリセットやラマーをこそこそ獲得して補強しなきゃいけないタイプをしっかりわかっててさすがだなとも同時に思いました。

    特に飛べて走れて体を張れて気が利く
    みんな大好きブリセット(?)はドンピシャで完璧な補強だと思えるので、ぜひ存分に活躍していただきたいなと。

    メンバーが変わったとといえ、今年もセルツらしいつまんないバスケが見れそうですね!!!

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