新シーズンの開幕も迫り、期待しているのはペイサーズ。でも、例によって「勝ちそうだから」ではないよ。ただし、「面白そうだから」というだけでなく「勝てるのかな」というのもくっつくので期待というよりも「興味深い」かもしれません。
ハリバートンを中心にしたペイサーズはガードが多く、スピーディーな展開を好みます。ハイテンポでパッシングを中心にした戦術は、1つのシーズンで継続したこともあって一定の完成系もみえました。結果として出ているってことさ。
〇得点 116.3(10位)
〇アシスト 27.0(6位)
35勝47敗のチームとしては十分な結果だったといえます。
・・・逆か。この結果にも関わらず35勝47敗と大きく負け越してしまったといえます。
いずれにしても、自分たちが目指すべきバスケットが明確にあったし、それが実現されていったシーズンでもありました。ここから先に進むためには当然ディフェンスを改善する必要があります。
〇ディフェンスレーティング 117.1(26位)
〇ディフェンスリバウンド率 68.5%(30位)
ディフェンスを改善するために何よりも必要なのがリバウンド。それはニスミスがPF役をしているスターター構成の問題でもありましたが、そこにはトッピンとジャレイス・ウォーカーを補強し、加えて便利なブルース・ブラウンもいるので補強の狙いも的確でした。
〇ブロック 5.8(2位)
〇スティール 7.7(10位)
一方で忘れていけないのはターナーが備えるリムプロテクト力はリーグトップクラスであり、ガードが多いだけあって平面でのプレッシャーも効いているのでスティールも多いチームなのです。
良い部分は失わずに、弱点を改善できるのか
これは最重要ポイントです。ペイサーズが実行しているスピーディーな展開は、攻守に機能しており、ただリバウンドという明確な弱点が足を引っ張っているだけ。かといってリバウンド強化に走りすぎるとよい部分が消えてしまいます。
っていうか、これを翻訳すると「ジェイレン・スミスを長時間起用するかどうか」なんて言葉にもなってきます。リバウンドには強いけど、ポジショニングがクソな上にフリーになっている選手を見つけるのが遅く、スピーディーな展開に脳みそがついていけていません。ただリバウンドは確保してくれる。実際、1000分以上プレーした選手の中で唯一オンコート時のディフェンスリバウンド率が70%を超えているのがスミスです。
この点で3Pラインの外まで追いかけるフットワークを持ち、ゴール下での存在感も出せそうなルーキーのジャレイスはピッタリすぎるわけで、明確な期待があります。しかもオフェンス面でもペイサーズ戦術に必要なパス能力をもっていて、ちゃんと3Pもあるんだよね。
ドラフト上位指名としては稀にみる「弱点を補う指名」でした。”でした”なのかはシーズンが始まってからではありますが、なかなか見ないレベルだよな。ピストンズが指名すればよかったのに。
ってことで、ジャレイスを獲得した時点で新シーズンのペイサーズへの興味はどーーんと上がりました。ブルースもきたしね。
ペイサーズファンです。
昨シーズンはタンクだったのかどうなのか?の認識がまず難しいです。
一概に言えないところがシーズンの流れなのですが、
「負けるために負けてはいない」は確かです。
「目先の勝利」でも当然なかったです。
そんななかで長所・短所は指摘通りはっきりしていました。
それをwhynotさんはカーライルの哲学と解釈してますが、自分はプレイオフとタンクの狭間での葛藤、妥協だと思っています。
今シーズンは勝ちにいくことに迷いはないので、ミスはコントロールすると楽観しています。(何言っているのか解りづらい文章でごめんなさい)
ペイサーズだけ見ているとタンクかなー、という視点もあると思いますが
タンクしていないチームでも、このやり方をしていると不安定なんですよ。
ある意味で戦術に適した選手を集めたがゆえに、戦術通りの展開が待っている感じ。
大胆に戦術無視してカバーリングするようなタイプが混ざらないといけない。
大胆に戦術無視してカバーリングするようなタイプが混ざらないといけない。例えば、NBA選手の中でどんな選手がおすすめでしょうか。
わかりやすいのはラウリーとかオラディポです。
最近はギディも大胆な。
アヌノビーは凄すぎて戦術になってますが、ルールがあるとは思えない