ウィザーズの話
出血大サービスでビールを放出し、全てを清算することを優先したウィザーズ・・・かと思ったら残り4年契約のプールを手に入れ、さらにクズマとも4年契約しました。途中までは誉めてあげていたのに、急転直下、何がしたいのかわからないウィザーズらしい病気が復活したのでした。
レイカーズでわき役としてプレーすることを学んでいたクズマは、ウィザーズにきて主役としてプレーしてブレイクしたものの、それはあくまでも役割転換にすぎず、ビールと同居するとわき役になり切れないのでイマイチな成績です。
〇クズマ
35.0分
21.2点
7.2リバウンド
3.7アシスト
20点オーバーに加え、リバウンドの多さが素晴らしく、アシストも一定数稼げているのでトータルでの活躍度については悪くないのですが、得点面だけにフューチャーすると問題があります。主役としては課題があるわけだ。
2P 53.2%
3P 33.3%
EFG 51.8%
TS 54.4%
この通り、あまりにも酷いEFGが足を引っ張っています。20点オーバーといっても乱れ打ちで稼いでいるだけで、確率の良いプレーを選べていません。かといって確率の良いプレーを選んでいたら20点はとれなかったしな。
クズマは28歳なので、ここから『安定したシューティング』を求めるのはなんか違います。ロールプレイヤーとして輝かせるならば、いくらでも輝くと思いますが、主役としては厳しい。デッドラインで指名権に変更しておいた方が良かったと思う理由でもあります。強豪は欲しくなりそうじゃん。
段々とサラリーが下がっていく契約なので2年後になれば売りやすそうですが、新シーズンだけを考えるとクズマにエースをさせることになれば乱れ打ちとなりそうです。この乱れ打ちが時折、大当たりするから勝利数を増やしてはくれるけど、決まらないから負ける数も増やしそうな。
〇プール
30.0分
20.4点
2.7リバウンド
4.5アシスト
そしてクリス・ポールをウォリアーズに売って連れてきたジョーダン・プールも20点オーバー。こちらはアシストを稼げており、両エースがアシストとリバウンドという仕事を分け合えてよいようにも見えます。
2P 52.4%
3P 33.6%
EFG 51.4%
TS 57.3%
しかし、プールのEFGもクズマに負けず劣らず酷い。こちらも乱れ打ちマシンとなっており、FTが多くてTSは悪くないことと、24歳で改善する可能性がある分だけクズマよりは良いのですが、いずれにしても
EFG51%台のダブルエース体制
というなかなかに怖いコンビが誕生しました。マジでクリス・ポール先生でよかったじゃないか。せめてプールだけでよかったじゃないか。大量の指名権をゲットしたわけでもないのに、乱れ打ちエース体制へと移行するのは怖すぎます。
これで負けまくるならば、ドラフト上位指名権を得られるのですが、この乱れ打ちがあたるとトータルでは勝ちゲームが増えそうなんだもん。でも、その先はなさそうじゃん。
2人のFGアテンプトを足すと33.4本。プールはベンチスタートでの数字だからね。
ウィザーズの昨シーズンのアテンプトは86.9本なので、4割近くのショットをクズマとプールで打つことになりそうです。
問題なのはプールとクズマが活躍するかどうかではなく、こうして乱れ打ちな選手が2人もいることで、
伸ばしていきたい若手がボールに触る機会が減ってしまう
こっちが問題です。へこむよね。
んーーーでも、ウィザーズに伸ばしたい若手っているのかな?