W杯開幕! 日本vsドイツ

◎空席問題

さて、開幕戦最大の問題はコートではなくて客席にありました。だって、今の日本がドイツに負けたってノーサプライズだもん。いきなり勝てといわれても無理だよ。長い時間かけていかないとさ。でも、

『ワールドカップ開催国として大会を、そして日本のバスケ熱を盛り上げる』

これに関してはコートでの出来事は関係ないじゃん。よく「勝てないとダメ」っていうけど、そのケースは「勝ったって続かない」んだよ。マーケティングはマーケティングだからね。

日本で開催したラグビーのワールドカップの時、日本戦以外も「ニワカ」で埋めたんだよね。それが開催国としての正しい努力。個人的に地方に住んでいたから、チケットの話が結構な勢いで舞い込んできていたもんな。

フィリピンは38115人もの観客を集めたのに対して、日本は6397人。その差は3万人以上だぜ。あっちは東京ドームでも開催できたレベルだぞ。

「オリンピックでベスト8」
「ワールドカップで出場権を手に入れる」

とか威勢のいいこと言っておきながら、チケットの販売管理すらできない。噂通りにスポンサー用の席だったとしても、何人かのスポンサーがこなかったとしても、ブロック全体のスポンサーがこないとか、普通に考えてありえないだろ。

口では威勢のいいことを言っておきながら、何も行動が伴っていないJBA。勝った負けたは別にいいさ。でも、ワールドカップの開催国ってのは、FIBAに対して日本のマーケットの重要性を示すこともできれば、最も重要な「普及活動」にも繋がるはずが、口だけっぷりを露呈してしまった。ビジネス能力の問題だ。

もし自分がFIBAの関係者ならば、今後も積極的にフィリピンとの関係性を深めたいよね。4万人近くを集められる国なんて、そうそうないぜ。ほとんどの国が、そのキャパの会場でやろうとすら思わないでしょ。フィリピンをメイン開催国に選んだFIBAの判断は正しすぎた。

「日本一丸」
「日本全体で応援を」

世間一般に何かを求める前に、まずは一丸となって小さいキャパの客席を埋める努力をしろよ。

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