W杯開幕! 日本vsドイツ

◎モー・バグナー

8-12とそこまで悪くない立ち上がりになった日本。理由はここまでのとおりですが、渡邊がベンチに下がったの続き、ホーキンソンが2つ目のファールをしてベンチに下がったことで一気に崩壊します。ホーキンソンがいなくなったら、何もできないことが発覚してしまったぜ。

交代ではいってきた川真田に早速ゴール下のチャンスが訪れますが、「あっヤベ」って感じで後ろからブロックに飛んだワグナー兄。するとゴール下をミスする川真田。さらにドライブしてゴール下に来た川真田に対してワグナー兄が追いかけるとキックアウトパスを選択します。

この2プレーで「こいつ、チョロいな」とワグナー兄が感じたのかどうかは知りませんが、ここから舐め腐った猪突猛進アタックを繰り返し始めます。次々に1on1を仕掛けるわ、コーストTOコースト気味にディフェンスが3人いても関係なく突っ込んでムリヤリにシュートを打つわ。

〇モー・ワグナー
25点
9リバウンド

この試合のMOMに選ばれたワグナー兄。日本側からすると、非常にわかりやすく「高さと強さのあるドイツにやられた」の構図を作り出しました。まぁ普通に見ていたら、そう見えるよね。

一方でNBAファンからすると「そんなプレーしていたら、ウェイブされるぞ」というくらいの猪突猛進アタックでした。当たり前ですが、そんなアタックはNBAでは通用せず、っていうかワグナー兄自身も、こんなプレーはしていません。ムチャクチャなんだよ。

ってことで、どうみても日本を、それ以上に川真田を舐めていたとしか思えないワグナー兄の個人技アタックをどうにもできなかった日本。渡邊とホーキンソンがベンチに下がった途端に、ボッコボコのボコにされたインサイド。大学時代のスーパースターっぷりを発揮したようなワグナー兄によって試合は早々に終わりました。

◎別人シュルーダーとフランツ

あと2Q後半になるとシュルーダーが別人に変身します。気分屋だし、アドバンテージを得た中でタイムアウトで休んでから登場したのでリフレッシュしていたみたいだ。

今度は自分でタメを作っておいて、逆サイドでスクリナーを使って動くオブストへのパスを通しチームにリズムを生み出すと、何故か決まり始めるシュルーダー自身の3P。日本がハイプレスに出てもスピードで突破し、ドイツのオフェンスをけん引しました。

14点、5アシストだけどFG38.5%だったシュルーダー。ひたすらシュルーダーにやらせて、イライラさせて、ミスを待つのは正解だったと思いますが、イライラしていたのに点差もあって落ち着かれてしまったら手も足も出なかったぜ。

そして落ち着かれてしまうとフランツ君がボールを持つたびに、イージーなチャンスを生み出してしまうのでエグイ。3P6本すべて外してくれたので助かったけど、それ以外はマジでフランツが止められない。コメントで「省エネ」と呼ばれていたけど、スピードも上げていないのにディフェンスをずらして、ヘルプが来ればキックアウト、コースが空いていれば届くわけがない高さで柔らかいレイアップ。

そんなわけで、イマイチなドイツだったし、うちの読者コメントだと「この内容でオーストラリアやフィンランドと戦ったら勝てないだろ」というドイツでしたが、苦しい時間帯が増えるとフランツの活躍が目立つっていう流れになるんでしょうね。そこまでいかなくても兄貴で十分だったよ。

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