ファイナル’23 ゲーム5

ナゲッツvsヒート

3勝1敗でホームに帰ってきたナゲッツ。デンバーの地にラリー・オブライエン・トロフィーを掲げることを目指すゲーム5です。しかし、序盤はアデバヨがパスカットからの速攻を決めれば、ストゥルースの3Pがヒット。そしてゲーム4で27点だったゴードンのドライブをストゥルースがチャージドロー。これが効いて危険な流れになります。

◎MPJ

1Qだけでヨキッチ、ゴードン、そしてベンチからジェフ・グリーンまでもが2ファールとなり、ナゲッツはピンチを迎えます。インサイド陣の全滅により、なんとデンアドレ・ジョーダンの1ビッグになる1Q終盤。ゲーム4のヨキッチの5ファールに続き、ホームでもファールコールでピンチを迎えました。

〇1QのMPJ
7点
7リバウンド

このピンチにチームを助けたのはMPJ。消えていた第3の男は、相変わらず決まらない3Pに反して何度もオフェンスリバウンドに飛び込み、腕を伸ばして何とか触るとこぼれ球がマイボールになっていきました。そういやデアンドレはトランジションに参加せず歩いてたな。

ヨキッチ不在かつマレーの3Pも決まらない中でオフェンスがストップしたナゲッツですが、点が取れない時にでも耐え抜けれるのが今のナゲッツ。それもインサイド陣が全滅した中でMPJがリバウンドで助けるんだからよくできているぜ。

〇MPJ
16点
FG7/17
13リバウンド
3アシスト

そして試合トータルでこれ。今日も3P1/6と決まらなかったんだけど、チームハイの17アテンプト。そう、MPJがチームハイなんだ。リバウンドだけでなくアシストも3つしており、後半にはカウンターアタックでボールプッシュしてのキックアウトもありました。

そして3P担当なのにドライブが多かったファイナル。ヒートとしても警戒するからチェックに来るので、ドライブで抜いていくことが多く、このゲーム5になって2P6/11と意外にもインサイドアタックの方がメインとなったのでした。

ゲーム3でクリスチャンがクローズし、ゲーム4はゴードンの27点にブルースのクロージングと続いたので「ゲーム5はMPJが・・・」なんていうナゲッツファンの願望もありましたが、本当にピンチを救った感があります。いや、3P決めていればヒーローだったんだけど、そこまではいかなかった。

結局のところ、「誰が」は特に関係なかったナゲッツ。日替わりヒーローというよりは、ヒートの出方によって点を取る選手が変わってきた。必要な時に、それぞれが仕事をした。そんなファイナルでした。

そして実際、ヒートもゲーム4から戦い方を大きく変更してきました。割とビックリ。いろんな要素が混じっているぞ。

ファイナル’23 ゲーム5” への2件のフィードバック

  1. お疲れ様です。
    ナゲッツ優勝おめでとう!滅茶苦茶強かった!
    ヨキッチ個人でもレベルが違ったのに、チームへの波及させ方が桁違いすぎて惚れ惚れしてました。
    過去のプレーオフと比べても最も圧倒的なチームだったのではないかと思ってます。
    個人的にはナゲッツオフェンスが行き詰まり、ヨキッチが1on1連打するしかない世界線(連打しても優勝しそうですが)が見たかったですが、ほとんど訪れませんでしたね!

    怪我しにくそうなプレースタイルなのもあり、至高ヨキッチを長く見れそうで楽しみです。

  2. いい記事いつもありがとうございます。華がないGame5がある意味ナゲッツとヒートらしい気がしました。違いはあれど、2014年のスパーズや、2004年のピストンズのようにチームカラーがよく出たナゲッツはいいチームだなと感じました。来シーズンはウェンバンヤマのリーグ入り、復帰するチャットホムグレンとポクがいるサンダー、ボルボルのいるマジックなど、スキルフルな7フッターのプレーヤーがリーグを面白くしてくれると思っています。引き続きブログのアップ楽しみにしてます。

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