◎簡単には負けない
3Qになるとヒートが反撃します。決まらなかった3Pが入り、アデバヨは1on1を決め、中も外も取れたので反撃。うーん、セルツはマンマークで止めたアデバヨを止められないヨキッチとみるか、ヨキッチに止められたADと違って1on1で決めるアデバヨとみるか。
すさまじく強烈ではない代わりに、何かがダメでも他の武器で何とかするのが、今プレーオフでヒートが好調な理由です。同じようなことはナゲッツにも言えますが、この手のチームの悪い部分は、いろいろやるから大量リードを溶かすこともあるってこと。トランジションでディープ3P打っているし、ちょっと楽し始めたナゲッツ。
ただ、どうしてもヒート側の走力に問題があるように見えます。アデバヨ以外。ゲーム7から中2日で、マイルハイシティなので体がついていかないのかな。まだゲーム1ってのもあるし、肉体の限界を超えるほど、精神も盛り上がってなさそう。
残り5分になったところで点差は19点。で、ここからバトラーが動き始めます。動きは始めるっていうか、バトラー起点が増えてきました。そこから展開してケイレブの初得点も生まれるように、この方が落ち着いて勝負は出来ていますが、ここまでこないとバトラー連打はしなかったってことでもあります。それが精神が盛り上がっていないようにみえたよ。
はい、まぁ、ざっくりとまとめましょうか。
ヒートはもちろん勝ちに行ったし、全力ですが、「まだゲーム1なので様子見」でもあります。この「様子見」は激闘のゲーム7から中2日でスカウティングはしていても、選手にまでは落とし込めていないから、やりながら試しているような印象です。
なんせナゲッツの動きは意味わからん。ヨキッチに目が奪われがちですが、ダンカンみたいなことを208センチのMPJがやってくるので、普通の対処では高さ負けするので、そのためにどこを抑えればよいのかをやってみないとさ。
さらにヨキッチにグリーンがスクリーンをかけ、ピック&ロールの形からパスアウトしたヨキッチ。今度はヨキッチがスクリナーになってブルースがピック&ロール。いや、どういうプレーだよ。何してんのか言葉で書くのはよくわからん。
例によってマレーはスクリナーしてくるし、でも、スクリナーとして警戒していたら、アウトサイドに走って出てきて3P決めるしさ。いやもう、わけわからんよ。それぞれの選手が何を狙っているのかわからん。で、その動きに合わせてパスを出してくるヨキッチ。
可能であれば周囲のオフボールをひたすら追いかけ、あとはヨキッチvsアデバヨに願いをかけるのですが、その前にオフボールを捕まえきれませんでした。いや、あるいはヨキッチに1on1されるのが嫌だったヒートかもしれません。ここはまだわからないし、だからこそ様子見のゲーム1
・・・とかなんとか言ってたら、4Qになってヒートは仕掛けてみました。
このシリーズのナゲッツのキーマンはMPJになりそうですねー。MPJが3P40%程度で決めてくるようだとオフェンスで押し切ってしまいそうなきがします。MPJの40%なんてそんな難しい話ではないのかもしれませんが…
ヒートの方はバトラーどうするんでしょうか?調子が上がらないのか個人での得点は期待しずらいようにみえるのですがどうなんでしょうか?
ヒートからしたら、もちろん勝ちに行ったけど、負けてもタダじゃ負けねーぞ、という感じでしたね。
今は何が通じて、何が通じないか、有効な選手や動きなどを探しながらやってるようにも見えました。
とにかく次に向けてアジャストという、ある意味今までと変わらないスタイル。
ただ、ナゲッツほどアジャストしにくいチームもないですよね。
そして本当にデカい!
俺もラブ入れてくるかと思ったけど、入れたからどうというのも同感でした。