WCF ゲーム4

ナゲッツvsレイカーズ

スイープをかけた1戦はレブロン御大がNO.1たる理由をみせつける前半、そしてヨキッチが真のMVPたる理由をみせつける後半になりました。

◎ラインナップ変更

レイカーズは八村とシュルーダーをスターターにしてきました。何故?どうして?

この柔軟性こそがダービン・ハムがカンファレンスファイナルまで進んできた理由ですが、その采配を全く信用できない理由は「どんな狙いで変更したのか」がわからないことです。まぁそんなことは関係なく、何かを変えなければいけないだけかもしれません。

ゲーム1で3ガードだったレイカーズは明らかにフィジカルとサイズ負けしました。ムリゲーすぎたので、ゲーム2からバンダービルドをスターターにしました。この時、普通にPFとしてならよかったのですが、マレーのマークマンにしたので何を解決したかったのかわかりませんでした。

いずれにしても3ガードとバンダービルドは広い範囲をカバーするスピード対応のディフェンスが出来ます。オフェンスでスペーシングしたいならガードを、しっかりと守りたいならバンダービルドって感じです。で、ここを八村にしてきたわけです。

八村にすることでオフェンスではバンダービルドより期待できますが、どうしてもカバーが遅くなります。あと、別にヨキッチにバンダービルドでもいいわけだしな。これで1Qからナゲッツに3Pアタックを食らいまくりました。決まらなかっただけで、明らかにディフェンス面での問題が発生しています。

〇八村
10点
FG3/10
7リバウンド

そして八村はベンチスタートの方が点を取れました。ここについても「ナゲッツのスターター相手だと苦戦する」のはゲーム3まででもはっきりしており、ブルースやクリスチャンが出てきてサイズが小さくなるセカンドユニットの時間帯が八村の個人技を使いやすいシチュエーションです。だからセカンドにすべきだったと思うぜ。

ただし、そもそもレブロンとADが休まないので、セカンドってなんだ?って話でもあります。ナゲッツのスターター相手だから苦戦したのか、3ビッグの形に合わせられなかったのか。

〇リーブス
17点
FG6/11
3P1/2
3アシスト

一方でディアンジェロをスターターから下げたことで明らかな問題が発生しました。それはリーブスが3Pを打てなかったこと。3試合で19本のアテンプトでしたが、本日は2本。アシストも3試合で18もあったんだけどね。

ナゲッツはずっとディアンジェロを警戒しており、KCPをつけてディアンジェロを消しに行きました。その結果、3Pが決まらずやじられたわけですが、ゲームメイク担当がいなくなり、KCPのマークが変わり、レイカーズは3Pを打てなくなりました。

〇3P
レブロン  7本
そのほか 13本

ゴードンにマークされている(ケンカしている)レブロンが多く打ったものの、チームとしては展開しての3Pが非常に少なくなりました。それはゲームメイカー不足でもありつつ、レブロンがハンドラー役としてフル回転していた中で上手くいかなかった部分でもあります。

ちなみにディアンジェロが出てくるとドライブからレブロンの3Pをアシストしています。レブロンが打った2つの3Pはディアンジェロが出てきたから発生したものだったので、なんか、うん、まぁ、いろいろさ。

そんなわけでレイカーズはスターター変更しました。変更したくなる気持ちはわかるから「ハムが悪い」とまでは言いませんが、じゃあ変更して何をしたかったのかってことは不明です。結局はレブロン頼みが強くなったゲーム4であり、そのためにシュルーダーと八村をスターターに持ってきて・・・何が起きたんだろね?そんな印象です。

グダグダと文句だけ言っているファンじゃないんだからさ。戦略に応じた選手起用でなければ、具体的な違いを生み出すのは難しいよね。

WCF ゲーム4” への2件のフィードバック

  1. レブロンが好きなニワカですが、キングがキングたる所以というフレーズに感激しました。そしてそれを上回った現在のNo. 1、それだけではないナゲッツのハードワーク、結果はスイープとはいえ良いものが見れたのだなとあらためて。

  2. キャブス時代の48分ハンドラーアタックしまくるレブロンを知ってるだけに、前半の見て嬉しい気持ちと後半を見て切ない気持ちが入り混ざっています。しかし同じ38歳がここまでチームを牽引する姿を見て、カーメロは何を思ったか気になります

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