◎レブロン
このプレーオフを通して、レブロンはレブロンではありませんでした。コーナー待機してディアンジェロとリーブスにハンドラーを任せ、シューターのようにふるまい、時々ハンドラーに戻る。ディアンジェロのプレータイムが減ったことで、ハンドラーの機会は増えてきたものの、それはスタミナが持たない傾向をハッキリとさせてしまいました。
しかし、ゲーム4のレブロンはレブロンでした。試合開始からフルスロットルでハンドラーアタックを繰り返し、ポストアップからのフェイダウェイに、キックアウトでの3Pアシスト。そこに今シーズンらしさのコーナー担当3Pも混ざったぜ。
〇前半のレブロン
31点
2P7/9
3P4/4
4リバウンド
4アシスト
2スティール
とまらないレブロンアタックに、ナゲッツのヘルプディフェンスは困りました。人数かけているのに決めてくるんだもん。お前はヨキッチか。
しかし、このレブロンアタックに対してシュルーダーが3P3本決めたくらいで、アウトサイドには困らなかったナゲッツディフェンスでもありました。ファールドローには困ったけどね。チームの仕組みとして、レブロンアタックを効果的に使えているとはいいがたく、個人のきらめきでした。
また、この時点で怪しくなっているのはゲーム3までに見られたレブロンの失速です。失速っていうか、これまで以上にレブロンが個人として頑張っているので、ただでさえ長いプレータイムで疲れちゃうのに、、、、ってね。
〇後半のレブロン
9点
FG3/12
6リバウンド
5アシスト
前半のハイテンションから後半の失速。なんせ前半終了間際の4秒しか休まなかった38歳なんだからそりゃそうだ。レブロンを長く使うならディアンジェロにゲームメイクさせた方がいいし、レブロンにハンドラーやらせるならば、ちゃんと休ませた方がいいよね。
そして5アシストというのが前半に得点が効いていたことを考えると寂しい数字。それはレブロン個人ではなくチームとしての問題です。
あとADがさ。ゲーム2から出ていた傾向だけど、ヨキッチに読まれているんだよね。ディフェンスのヨキッチはレブロンへのヘルプでファールが増えて困っていたけど、ADに対しては見事な読みでコースに入って止めているんだよな。
〇AD
21点
FG6/15
14リバウンド
ゲーム1は決めまくって、ゲーム2はミスショットだらけ、ゲーム3は盛り返したけど終盤に失速、そしてレブロンの頑張りについていけなかったゲーム4。なんていうか、レブロンの偉大さを感じさせてしまったぜ。
レブロンが好きなニワカですが、キングがキングたる所以というフレーズに感激しました。そしてそれを上回った現在のNo. 1、それだけではないナゲッツのハードワーク、結果はスイープとはいえ良いものが見れたのだなとあらためて。
キャブス時代の48分ハンドラーアタックしまくるレブロンを知ってるだけに、前半の見て嬉しい気持ちと後半を見て切ない気持ちが入り混ざっています。しかし同じ38歳がここまでチームを牽引する姿を見て、カーメロは何を思ったか気になります