3Qの話
例年通り、セカンドラウンドで散ったシクサーズ。例年通りの負け方なのですが、前半だけを見るとシクサーズらしくない内容で戦えていました。ところが3Qに急激に崩れてしまったのです。本日はこの3Qを見直していきましょう。
◎ゲーム6と前半
ゲーム6からセルツはロバートをスターターにしてきました。しかし、エンビードのマークはホーフォードのままなのでマッチアップの改善ではありません。PJタッカーを捨ててゴール下ヘルプに行くことでシクサーズのインサイドを封じ込めに行ったのです。かわりにオフェンスではロバートがコーナーにいて意味のないパスを受けることもあり、エンビードがインサイドカバーをしやすくなりました。
つまり、セルツは守りあいをチョイスしたわけですが、一方でシクサーズとしてはタッカーがコーナー3Pを決めればOKでした。このゲーム7はハーデンはもちろん、エンビードも積極的にキックアウトをしていき、ロバートのオーバーヘルプを咎めました。それが1Qのタッカーが3P3本決めたのに繋がり、リードを奪ったのです。
なお、これは明確な作戦に見えたにもかかわらず、試合開始直後はエンドライン合わせのゴール下を狙っていたタッカーなので、ただただロバートのヘルプばかりが機能していました。同じことは後半にも発生しており、チームとして意思統一しているのかと思いきや、タッカー本人が嫌がっているようにも見えました。
そして2Q以降は3Pを1本しか打ちませんでした。この試合のシクサーズは何だったらタッカーが3P10本決めて勝つのが理想だっただけに、最大の問題はタッカーにあったようにみえます。同時に打てないならばマクダニエルズやコルクマズではだめだったのかね。ニヤングは前半にアホなことをやらかしたので問題外。
いずれにしてもシクサーズはシクサーズらしからぬ明確なゲームプランを立ててゲーム7に臨み、そのプランは成功した1Qとなりました。しかし、2Q以降はロバートが出ていない時間帯のプランを見失ったことも含めて、いまいちになりました。何故、タッカーは3Pを打ちたくなかったのか、何故、3P担当のウイングを起用しなかったのか。そんな展開が続くわけです。
2Qにハーデンがレイアップに行ったところでボールをポロリと落とし、ボールがないから腕を振り回してしまい、それがブラウンの顔にはいるとフレグラント1。そこまでオフェンスに困っていたセルツが、このフリースローから息を吹き返し互角で前半が終わります。
いずれにしても前半については、例年のシクサーズとは違う空気をまとっていたのですが、3Qにまとめて「例年バージョン」を返済しに来ました。
なんという伏線回収、、、。
また来シーズン頑張ろう!にはならない負け方でしたね。フィラデルフィアでやられてたら暴動起きそうでした。
ある程度勝てて適度にセミファイナルまで行けちゃうのも解体しづらいすね。。。
失敗ってわけじゃないんですよね。
ちゃんと良い成績は残せている。
でも、ここを超えるのはエースの限界みたいなところも。
お疲れさまです。
今年もブログ楽しませていただいてます。
今年のプレーオフのエンビートには色々ビックリしました。(管理人さんはやっぱりって感じかもしれませんが…)
6戦の4Q終盤と7戦の3Qの豹変ぶりが、
そこまでのエンビートを結構ポジティブに見てたのもあって、ショックでした。
4戦終盤でタッカーに檄入れられてるシーン、見たときは笑ってしまいましたが、今思うと悲しいです。
熱望したタッカーでもMVPでも変われなかったメンタリティは、HC交代で変えれる気がしないです。
HC交代したいけど、交代しても何も変わる気はしないんですよね。
特にハーデンがいたことで、ちゃんと組み立てもできるようになったので、これ以上を積み上げることが出来るのかどうか。
うーん、難しそう