プレーオフ② シクサーズvsセルティックス

◎テイタム劇場

後半になるとトバイアスが4つ目のファールでベンチに下がります。これで楽になるはずのテイタムですが、むしろメルトンに密着されてしまいます。そっちの方が嫌じゃ。スクリーンではがせばドライブしてエンビードにコンタクトしながらでも決めるテイタムですが、メルトンはスクリナーをかわすスキルもあるし、同じことを繰り返せるわけでもないんだよね。

そしてメルトンはファールドロー狙いのテイタムに手を出さず、ノーファールでシュートミスだけ誘うシーンも。抜かれたと思ったらバックファイアーでスティールしてカウンター速攻。

そんな印象はさておき、3Qはテイタムが1人で16点を奪い、チームは23点に終わります。エンビード現象がテイタムの方に起きたぞ。つまりテイタムからのアタックはシクサーズからすると警戒しているパターンであり、これを繰り返されてもアジャストできるってことです。ワンマンゲームを仕掛けたテイタムによりリズムが悪くなったセルツという事情もある。

マッズーラはグラントではなくプリチャードを投入し、ドライブスペースを作りに行きましたが、これが更に失敗だった気も。どうもよくわからないグラントとマッズーラの関係性。基本的にシューターにしかならないプリチャードなので、さらにテイタムの個人技任せに見えてきました。

そういやテイタムがファールトラブルでセルツはオフェンス好調だったしね。

〇テイタム
36点
FG11/27
3P 3/11
5アシスト

得失点差 △26

単純にプレータイムが一番長かったのもありますが、テイタムがチームで最も悪い△26でした。良くはないけど酷くもないくらいの確率でしたが、ホームでファールをもらえて助かっている側面もあり、全体的に個人のリズムがチームを殺していた感じです。

なんとか10点ちょっとの差で耐えていたセルツですが、4Qになると中途半端なディフェンスの仕掛けでハーデンに襲い掛かり、簡単にパスを捌かれ、ローテが間に合わず、シクサーズが好きにシュートを打っていきました。攻守においてセルツの狙いはぼやけていたのです。

ボストンのファンからブーイングが聞こえたゲーム5
こんなはずじゃなかったセルツと、こんなにうまくいっていいのかシクサーズ

ディフェンスの8割はメルトンがどうにかしてくれているだけですが、今日のオフェンスの改善が本物ならばセルツも守り切れません。本物なのか、たまたまなのか。セルツのオフェンスはホーフォードが3Pを決めれば解決しますが、その前にテイタムがどうなのか。うーん、うーん。

プレーオフ② シクサーズvsセルティックス” への1件のフィードバック

  1. グラントを使いこなせないセルティックスとブルースブラウンを活かすナゲッツ
    ブルースブラウンの二つ名はジョーカーでどうですか?

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