オールルーキーチームって一番幸せなアワードというか、納得いかなくても大して問題がないアワードだよね。サラリーにも関係してこないしさ。
個人的にはファーストチームはこのまま。
セカンドチームはシャープとネムハードをいれて、デューレンとイーソンを外します。
それにしても今年のルーキーは毛色の違う選手ばかりで面白かったね。そんなことを感想として触れていきましょう。
1位シャープ、2位バンケロ、3位マスリン
リ・ドラフトしたら1位はシャープになるんじゃないかってくらいの活躍をラスト1か月でみせたシャープ。滑らかなムーブに高精度のシュート、オフボールでも質の高さをみせ、素晴らしいポテンシャルは「粗削り」ではないことを示しました。
シャープに比べるとバンケロは粗削りな素材感を出したのも面白くて、PFとしてはスキルが豊富でプレーメイクにも参加できるという強みと、3P成功率・FG成功率の悪さ、オフボールで何もしていないのが目立ちました。シャープとバンケロが完成度で逆になっているとは思わなかった。
そして王道のルーキーっぽさを出したのはマスリン。爆発力はあるけれど、終わってみれば3P32%でした。やっぱりアウトサイドの安定感こそがルーキーたちの課題です。一方でドライブしてからの緩急と上下のふり幅があるステップワークは独特な武器として非常に止めにくい選手でした。
で、マスリンってリ・ドラフトしたら3位になるかっていうと難しそうだよね。ペイサーズの事情もあって「高く評価できるけどシックスマン」が定位置な感じ。他のチームもシックスマンとしては欲しいけど、再建の核とかには選ばなそう。
アシストは1位アイビー、2位ネムハード、3位バンケロでした。バンケロ!
アイビーはカニングハムの離脱によりアシストが増えましたが、本来は得点面での仕事を期待され、それがなかなか発揮していけなかったことで新人王候補にもなれなかった。ただシーズン後半からミドルレンジも増やし、スピード以外の武器を使い始めました。
ディフェンスの評価が高いアイビーでしたが、カニングハムだけでなくヘイズよりも劣っていたので課題。一方でディフェンス面で素晴らしかったのがネムハード。わかりやすい上級生は、落ち着いた判断力で必要な時に必要なプレーを発揮してきましたが、何よりもこんなに守れるルーキーって新鮮でした。
速攻のフィニッシュがうまいなど、予想外にいろんなことが出来たネムハード。ポテンシャルなら圧倒的にマスリンだけど、スターターにするならネムハード。各チームは第2のネムハードを探しに行きそうなくらい激安で最高の補強でした。
そしてディフェンスはダイソン・ダニエルズを忘れてはいけません。20歳のオーストラリア人はスーパースターを消すという異常な仕事を遂行していました。こちらはチーム事情でプレータイムが限定されているのがもったいないくらい。現時点でエースキラーとして光っているのだから、もっと定常的にやらせたい。
シーズン終盤ぜんぜんORL見れてないんですがバンケロくんFT稼げてるのえらいですね。ちゃんとエースぽい。