プレーオフ②サンズvsナゲッツ

◎ラッシュ&ディフェンス

クラッチ勝負となった4Qですが、ナゲッツが27-14と圧倒しました。サンズはベンチメンバーが点を取れない以上は、エース頼みなので、なんとブッカー&デュラントで18ものアテンプトがありました。4Qだけで18本。エグイ本数だ。

これに対してナゲッツはMPJにはプレータイムが与えられず、ブルースのディフェンス優先にしてきました。主力の離脱とファールトラブルに困っているサンズと3番目のスコアラーを使わないナゲッツ。なんてこった。

〇ブッカー
44分40秒
35点
FG14/29
3P4/8
6アシスト

〇デュラント
44分40秒
24点
FG10/24
3P 2/12
3アシスト
2ターンオーバー

決めまくったブッカーと決まらなかったデュラント。ゲーム1からデュラント対策の方が進んでいたナゲッツでしたが、ゲーム2も同じ結果でした。ただし、シンプルにデュラントがミスしただけってのも大きい。

さて、例によって酷使スタイルでしたが、案の定、4Qは2人でFG6/18、3P0/5とストップしました。ブッカー&デュラントの個人技で耐えてきた展開なので、プレータイム以上に負担が大きかったです。なので、特にブッカーを否定するのは無理だぞ。

ゲーム1は「3Pを打たせず、ドライブからパスをさせる」のがナゲッツの狙いにもなっていましたが、ゲーム2ではプルアップ3Pを積極的に狙っていったことと、デュラントのターンオーバーが減ったことでボールムーブからの3Pも出てきました。

〇2人以外の3P 0/11

でも、これで勝つ方がおかしいよね。でも問題は決まらなかったことだけでなく、思ったよりもアテンプトが伸びなかったことです。ブッカー&デュラントばかりが3Pを打っていたし、ドライブからのキックアウトが少ないデュラント。コーナーを狙っていると思いきや、ペインとリーだけが打っていた感じだもんね。

そんなわけでプレータイム以上の酷使というか、負担がでかかったエース2人。そしてクリス・ポールは帰ってくるのだろうか?

〇4Qのナゲッツ
ヨキッチ 8点 7リバウンド
KCP  6点
マレー  6点 4アシスト

試合を決めたのは、トータル39点のヨキッチと、10点しか取れなかったマレーが4Qにしっかりとエースの仕事をし始めたこと。そしてKCPの3P2本でした。実質的に、この2本が誰も決められなかったサンズとの大きな差だったといえます。

接戦が続く中でKCPが2つの3Pを決めてリードを得ると、あとはハーフコートをマレー&ヨキッチで組み立て、時間を使いながら試合をクローズするだけとなりました。外しまくっていたマレーが急に働くんだもんな。

会心の勝利だったゲーム1と違って、ワイドオープンを外し続けたマレーの事情もあって接戦になったゲーム2ですが、ゲーム1で死んでいたヨキッチがちゃんと勝ちを拾ってくれたのは、勝ちパターンの多さでもあります。

もちろんディフェンスの勝利だし、それは2試合続けての出来事。ゲーム1はスティールからのカウンターでしたが、ゲーム2はジリジリとした展開でファールをせずに、ブッカー&デュラントの確率を落としたディフェンスでした。KCP、ブルース、クリスチャン、ゴードンの仕事で勝ち切ったぜ。ってことは全員が機能しているってことだ。MPJ以外。

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