◎レイカーズのコーナー
どうしたもんかいのー、というグリズリーズに対して、レイカーズは違う意味でびっくりでした。こんなことがあっていいのかキング。
AD警戒もあるグリズリーズはティルマンがADをみて、カバーにJJJという形を採用しましたが、採用しすぎていることと、レイカーズの事情を考慮してバンダービルドを放置しました。ある程度は仕方がない反面で、ADを気にしすぎにも見えます。
〇AD
12点
FG4/13
11リバウンド
4ブロック
狙い通り、ADのことは止めたグリズリーズです。
そしてコーナーで開けられたバンダービルドが3P連打で見事にアンサーしました。これでグリズリーズのゲームプランは崩された形ですが、それでも簡単にはゲームプランを変更しないので後半になってもバンダービルドは空けられており、見事なカットプレーからのダンクも決めています。
ところが、何故か後半になるとプレータイムを減らされました。かわりに八村の出番が増えましたが、マジでよくわからなかったです。過去3試合で積もりあがった結果なのでしょうが、それにしても当たっていたバンダービルドを下げてまで何をしたいのかわからなかったよ。
もっと不明だったのは、時にレブロンがコーナー待機していたこと。嘘だろ。そんなことできるならウエストブルック時代にもやんなよ。こちらはブルックス対策でしょうが、それにしてもキングがボール触らない役割でOKっていうのは衝撃。
レイカーズはリーブスとディアンジェロでプレーを構築していきました。ハンドラー渋滞が解消されたとは思えないラインナップは、なんとファーストハンドラーであるレブロンがコーナーに行くことで解消したのです。びっくり。
試合終盤には3ガード+レブロン+ADなんて時間もありましたが、とにかくレブロンがオフェンスの仕事量を落としていたのが印象的です。その分だけリバウンドが増えたのか何なのか、スタッツはモンスターでした。
〇レブロン
22点
20リバウンド
7アシスト
このシリーズ30点に届いた試合はなく、最も多かった28点の試合で敗戦。アシストも今日の7が最高で、ゲーム1と3は5つ。明らかに自分でやらなくなっているレブロンがコーナーに行くと、レイカーズのオフェンスはスペースを謳歌できました。
いや、もうびっくり。コーナー担当をこなすレブロン。なんでそれをしないで点を取りに行きまくっていた2シーズンなのか。わけわからん。
ディアンジェロはレブロンにサービスすることなく、淡々と自分のゲームメイクをしており、ディアジェロが下がるとレブロンの仕事になりました。といっても、シュルーダーも出ており、必ずしもメインハンドラーってわけでもなかったです。
そんなわけでゴール下の押し込み担当不足のグリズリーズと、コーナー担当が機能していたレイカーズ。ハーフコートオフェンスがうまくいくのはレイカーズだよね。
レブロンがなんで点取ってたかって、どう考えてもジャバー超えたいからでしょ
バックスvsヒートやキングスvsウォーリアーズの件といい、
予想外の波乱が多くてやっぱプレーオフって楽しいっすねー!
久しぶりにこんなにちゃんとレブロンを観てますが、試合通じてメインハンドラーしてないのがほんとに驚きです。常時点は取らないけど、クラッチは輝くし、ウイング・コーナーでオフェンス・ディフェンスとも奮闘する・・・、そんな風になっていたとは知らなかったです。
「アダムスとクラークがいなからってファーストラウンド敗退は違うでしょ」は、おっしゃる通りだと思います。これほどブロックに毎試合捕まるのは問題だと思いますし、ハードワークで負けてるのがなんとも困りましたねー。まだ敗退はしていないですが、これからどうするのかの手もなさそうで。タイアスハンドラーにすると、ティルマンかディロンを下げなきゃいけなくて、シュートの調子も悪いし、JJJのワンビッグでレブロンとAD止められないし。まぁディロンがなにもできていない(悪い方向にはいろいろしてる!!)ので、レブロンじゃなくリーブスにつけるなら別にタイアスにハンドラーさせてよくない?で、モラントとベインに点とらせれば?とも思います。
このまま敗退する感じがすごいありますが、結局去年のロスターから弱体化した(+シーズン中のモラントのグダグダ)にも関わらず、50勝して2位になるジェンキンスの有能さが変な感じにさせてる気がします。第六戦までいけるかなー