プレーオフ① ニックス@キャブス

◎マッチアップ

忘れられたオコロではなくルバートの3Pで始まった後半。アレンがリムプロテクトしまくり、トランジションのガーランドがドノバンの3Pをおぜん立てし、ランドルのゴール下をガーランド、ドノバン、モブリーで止め25点差に広がります。

もう書かなくていいのかな。

全体像として両チームがハードなディフェンスをするのでファールコールが異様に少ないです。それがどちらに得なのかはわかりませんが、とにかくペイント内、特にリバウンド争いでびっくりするくらいプッシュしています。インサイドをオープンにしておく戦術が多い中で、リバウンドファールも多いのですが、ツービッグ同士だと自由に押してくださいって感じ。

それでもインサイドに詰めていくオフェンスをするのでフィジカルファイトが繰り返されます。その点でガード陣が小さいキャブスは3Pを決めないとダメ。ドライブがない中で3Pを決めていくタイプの選手が足りていないんだよね。本日は前半だけで26点を取ったガーランドの頑張りどころです。

ニックスからするとゲーム1で38点のドノバンを止めに行ったらパスを振られてしまい、ガーランド連打になりました。ロードゲームで1つ取っているので、次の試合でわかりやく対応してやられた分には気にするほどじゃないよね。ただガーランドにバレットをつけた形は失敗に見え、ブロンソンがルバートになるのはイマイチです。マッチアップ命みたいなディフェンス対応なので、ゲーム3でどんなマッチアップを選ぶのか。

一方でオコロの存在を忘れたビッカースタッフは、ランドルにダニー・グリーンをつけてみました。キャブスがワンビッグの時間帯にニックスがツービッグならどうするのか。そしてモブリーのファールトラブルやランドルの3Pを止めたい時の対応っぽいです。贅沢なダニー・グリーンの使い方だ。なお、ここは本人のコンディションが読めな過ぎて何にも言えません。オフェンスでは空気だったけど、そもそもチームとしての約束事がないから輝きにくいしな。

どちらかというと気の利いたヘルプでスペースを消してくれる方が仕事としては適切にもみえました。ただ、その時に誰かがゴール下カバーに入って欲しいんだけど、ガードだらけで意味がなかった。あっちをとれば、こっちがとれず。何を捨てて、何を防ぐのか。見ている限り、どうにかしてニックスのオフェンスリバウンドを止めるべきなんですけど、手法がなさそうなキャブス。アレンとモブリーが頑張るしかない。

そんなことを書いていたら、ニックスが追い上げてもドノバンとガーランドで取り返していったキャブスが22点差で3Qを終えました。特に何も起きなかったということであり、機嫌を損ねたランドルが振るわないから点が取れないニックスでした。おしまい。

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