プレーオフ① ニックス@キャブス

ゲーム2

ゲーム1に勝利したニックス。プレーオフで勝てるチームになったのか。それ以上に38点のドノバン・ミッチェルがいるのに100点にも届かないキャブス。いかにもプレーオフでは勝てないチームらしさをみせつけました。エースは個人で点を取れるけど、チームは点を取れない。とはいえ、5年目のガーランドと2年目のモブリーだから経験不足なのかな。

◎インサイドの攻防

久しぶりに雑感じゃないスタイルにしましょう。試合を見ながらリアルタイムで書いていきます。

ニックスはランドルのゴリゴリにミッチェル・ロビンソンが飛び込んでくるインサイドアタック。これをモブリーが対処するのにてこずっているのですが、アレンの方は離して守れるので大きな問題にはならない。キャブスはディフェンスのチームなのでインサイドでイニシアチブをとられると外でもボールを回されてしまいます。大事な勝負。

序盤はこれを止めていったのですが、かわりに外から打たれています。これを許容するならば、得点力で上回る狙いになりますが、そこはもう個人技任せだし、ディフェンスではニックスがイニシアチブをとっています。どっちもペイント内を守ることに優位性を持っている。

先に攻略したのはランドル。vsモブリーのポストアップを決めたので、さらに3Pを追加。ガーランドからアレンへのロブパスが乱れてカウンターからグライムス。結局のところキャブスは「ランドルを止められるか」「オフェンスの悪さ」がネックということを示すスタートになりました。

なお、オコロが早々に2ファールでオスマンが登場。そのままブロンソンのマークになったので、ここもブロンソンが楽勝な空気になっています。なんか開始5分でダメな空気が流れているな。

この関係性はランドルとモブリーがベンチに下がって落ち着きます。インサイドの人数が減ったことでアレンのスペースが増え、そこにパスが通るとキックアウトでガーランドの3P。さらにガーランドのドライブファールドロー。ランドルがいないからディフェンスの押し込みに困ることはないし、キャブスが反撃します。

ところモブリーだけ早々に戻ってきます。さすが主力酷使のHCです。一番大事な仕事はランドル対応なのですが、ランドル居ない時間に狙ってモブリーを働かせるのか。何も考えていないのか。後者だろうな。アレンを下げる意味はなかったし。

モブリーに対してのハーテンステインが1on1を止めると、ハッスルでオフェンスリバウンドをマイボールに。面白いことにハーテンステインのポストアップはルバートが完璧に止めているなど、モブリーじゃなくてよかった雰囲気が出まくっています。そのルバートの3Pで逆転。ランドルのいない時間を謳歌していったキャブスという1Q中盤でした。

そのまま進めればよかったのですが、モブリーのミスからカウンター、リバウンドからカウンターとニックスは今シーズンらしいトランジションで解決しました。シュートミスが多いキャブスであり、トランジションディフェンスをどう考えていたのか不可思議な展開でしたとさ。

最後にルバートが3Pを決めてキャブス3点リードの1Qでしたが、内容的にはわかりやすくランドル次第であり、ランドルを休ませていたニックスの余裕でした。酷使しないシボドー。

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