プレーオフ①　ウォリアーズ＠キングス

◎ゲーム１

ウィギンズが戻ってきたけどベンチスタートにしたウォリアーズ。ペイトンもベンチから出てくるので、全体が小さく、常時３ガードです。オフェンスリバウンドで苦しんだことを考えれば、ウィギンズを長く使い、ガードを減らすこともできたはずですが、まだゲーム１だしね。

一方のキングスはサボニスの控えにアレックス・レンが登場。まだゲーム１だしね。しかし、このレンが当たります。ルーニーがいなくなると小ささが増したところで、インサイド合わせで豪快なダンク。さらにドレイモンドをブロックし、攻守に高さとパワーの利がでたぞ。かといってスピード負けもしていない。

この時、キングスはレンとライルズを並べており、ツービッグでしたが対抗できたことは重要。スモール合わせをすべきか、戦力を活用すべきか。ゲーム１なら前者だよね。レンがクミンガのマークしているのは奇妙だけど。

先に３Ｐに当たりがきたのはウォリアーズでした。カリーとプールでリードを得ていくのに対して、モンクのドライブアタックで対抗するキングス。なんか、どこかで見た光景だな。３Ｐ決められて２Ｐを決め返していくやつ。

なかなかリードにならなかったウォリアーズですが２Ｑ終盤になると、ウィギンズを加えたスターターに戻り、ここからチームとしての機能性が出てきます。オフボールで動いたカリーが３Ｐを外しても、それをウィギンズがオフェンスリバウンド。１Ｑのキングスっぽいですね。

さらにインサイドのカットプレーも決めて、中と外のバランスが改善。ディフェンスもペイント内のカバーが厚くなり、フォックスのドライブもブロック。もとのスターターに戻ったことでウォリアーズがリードして前半が終わります。

３ガードではなく、ちゃんとしたバランスの方が強いよ。でも、それをやったらスターター酷使。ｖｓキングスだけを考えたら、初めから無理した方がいいし、ファイナルまで考えたら苦しいし。ゲーム１はゲーム１でしかないけど、ゲーム１って重要だ。お互いの起用法が少し難しく感じたのでした。