スナイダーは何をした?

◎競争させろ

豪華メンバーながらヤング頼みの強いホークスですが、スナイダーになってからのスタッツを比較してみると周囲の得点が増えており、ヤング頼みは変わらなくても多くの選手がボールに絡むことになりました。ハンターに大きな仕事を課していますが、本当はこれもシェアして欲しいがシーズン途中からでは難しいのかな。

AJグリフィンやジェイレン・ジョンソンの活躍もあり、もっと競争原理を働かせたいところ。初めは特定の選手ばかり使っていたスナイダーですが、やることを固めつつ、使う選手も増やしているみたいです。

そんな中、意外と従順に戦術に従っているのがジョン・コリンズ。めっきりボールに絡むことがなくなり、コーナーで待っている時間が長くなりました。実際、コリンズのコーナーは増えています。

〇コーナー3P
ハンター 0.4 ⇒ 1.3
マレー  0.4 ⇒ 0.9
グリフォン 0.3 ⇒ 1.3
コリンズ  0.2 ⇒ 1.8
ボグダノビッチ 0.3 ⇒ 1.4

2.3本のベイを筆頭にコーナー3Pでのポジショニングが明確になり、特にコリンズが増えています。ただし、これが19%しか決まっておらず、上手くいってないコリンズ。言い換えればここが決まると更にオフェンスは向上しそうなホークス。

またコリンズはディフェンスでもしっかりと自分のマークマンを掴まえることを重視しており、ヘルプに飛び出てくることが少なく、存在感がなくなっていましたが、多少のルール無視をし始めたことでボールに絡むことが増えてきました。結局のところスナイダーにおけるPFの位置づけはものすごく難しい。フェイバーズからボグダノビッチになったしな。タイプとしてはベイの方がハマっているからこそ、コリンズは自分の判断を混ぜる必要があります。長所である高速ヘルプをみせるべき。

これもまた競争かもしれません。戦術を守る中で、自分の判断を混ぜて良い結果を出せるのは誰なのか。

スナイダーになったホークスは勝率を上げることは出来ていません。やはりシーズン途中から戦術家に移行するのは難しいけど、その割には変化も起きています。選手の特徴とあっていない面もあるけど、そこは選手の方もアジャストしなければいけません。プレーインの戦いに向けて、どこまで戦い方を整理できるのか。マクミランと似たような悩みを抱えていそうですが、少なくともチーム戦術は改善されています。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA