キングス、17年ぶりのシーズン勝ち越し

◎さようならキングス

本番はプレーオフではありますが、オフェンスで打ち勝つチームといっても、接戦で勝ち切るチームでもあり、エースの凄みがチームの凄み。そしてエースではない選手が中心のチームオフェンスと大事なところで決めきる3P。しっかりとプレーオフで勝つだけの要素も備えています。

このままいけば2位でのプレーオフ進出なので、もはや目標は「プレーオフ進出」から「プレーオフで勝つこと」になりました。ナゲッツとは差があるので、プレーオフの中でどれだけ成長できるかがキーになります。

気が早いことを考えると、来シーズンに向けてどうするのかという点があります。それは「今のチームに足りないもの」を埋めに行く行為でもあるので、プレーオフ前に考えて損はない。

「サボニスの代役がいない」のは問題ですが、ライルズでそこそこ解決しています。ストレッチビッグの存在はガードアタックからのオフェンスに拡張性をもたらしてくれ、しかも複数ポジションで使えるので非常にやりやすい。なので、意外とサボニスの代役は補強ポイントではありません。

なお、ライルズの控え的な位置づけでケスラー・エドワーズが定着してくれそうでもあるので層も厚くなっています。

ただし、メトゥをバージョンアップしたい欲望はあります。メインローテ以外でのビッグマン、それもディフェンス担当ビッグマンは必要になりますが、ここって「お金をかけずに補強したい」なので、実は考えすぎても意味がない。無名でいいから連れてこいってやつだ。

ガード陣はフォックス、ダビオンと攻守の担当がいて、ハーターとモンクのシューター陣にテレンス・デイビスがいるので、補強って感じはありません。

問題はウイング。ハリソン・バーンズを残すかどうかという選択があります。バージョンアップするチャンスでもあり、ここまで地味役に徹してくれているバーンズを変えるのは危険でもあります。

ただ、バーンズを残したとしてもオフボール仕事とディフェンス要員の層は厚くしたいのでSFにも安い選手を連れてきたい。渡邊雄太みたいな感じでさ。

総合するとキャメロン・ジョンソンなんかはねらい目です。バーンズを放出してまで動く価値があるのかどうか次第ですが、最もフィットしそうなタイプのRFAです。

そう、こうやってみているとウイングとビッグの層に不満はあれど、現時点で積極的に動く案件はありません。守れないことは弱点ですが、点は取れるんだから気にしても仕方がない。ある程度のファールトラブルにも耐えられる構成になったのも、やっぱり健康第一だから。

継続的なチーム作りの大切さを感じずにはいられないキングスの好調さでした。17年ぶりのプレーオフはどんな結果が待っているのか。もうそろそろプレーオフモードを考えていく時期ですが、キングスファンは経験したことないからプレーオフモードって何なのか、よくわかんないよね。一番は「主力を休ませておこう」ですが、プレーインがあるから、その必要性も低いしね。

キングス、17年ぶりのシーズン勝ち越し” への2件のフィードバック

  1.  本題からそれてすみません。日本人として元大濠の川島選手の決断に注目してしまいます。https://news.yahoo.co.jp/articles/7b0c08060d01b70a493222d0f535cfeb8267d63d
     個人的には体幹の強化、ボールハンドリングやクイックリリース及びコートビジョンの向上がまず年頭に浮かびますが、管理人さんの率直なご意見及び彼へのアドバイスをお聞かせいただければ幸いです。宜しくお願いいたします。

    1. まだ大濠ですよ。

      単純に戦術力なのですが、それは頭の中身ではなく、コートの中央でプレーメイクに参加するか、ウイングやコーナーからのプレーを基本にするか。
      そしてその中で自身の良さをどうやって使うのか。この辺が整理されてないように見えます。

      よく言えばオールラウンダー、悪く言えば特徴がない。
      ここからチーム戦術の中で自分をどうやって表現していくのか、そのために足りないスキルは何かを探すのだと思います

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