キングス40勝記念

◎アシストと被アシスト

〇アシスト 27.1(4位)

継続性があるキングスはアシストがリーグ4位になりました。得点がリーグ1位なのでそりゃそうだろってのもありますが、パス数もキャッチ&シュート数も増えており、従来よりも連動した崩しが増えました。

〇パス数 280.3 ⇒ 297.8
〇キャッチ&シュート 24.0本 ⇒ 28.7本

その中心にいるのはセンターにも拘らず7.0アシストのサボニスです。ヨキッチのせいでバグっていますが、センターで7アシストって異常な数字だよね。ヨキッチはセンターとかそういう括りじゃなくて史上最高の選手争いにはいっているからさ。

「サボニス中心のボールムーブ」という表現において重要なのは、サボニスのアシストが多いことだけではありません。「サボニスへの」アシストも多いことがさらにサボニスの価値を上げています。

〇被アシスト数
サボニス 4.3
ハーター 4.2
マレー  3.6
バーンズ 3.3
モンク  3.0
ライルズ 2.2

サボニスはパスを出すだけでなく、パスの受け手としても優秀なため、チームはサボニス中心に回っていることが明確になっています。そして今シーズンはハーター、マレー、モンクが加わり、フォックス以外は被アシスト役になれています。

トップ3が昨年のデッドライン以降の加入であり、サボニスの周囲をハーターとマレーが動いていく形はオフボールの傑作に見えます。なお、こちらもPGマレーまでオフボールで絡みまくるヨキッチ&ナゲッツのせいで・・・

〇オフェンス平均移動速度 4.61 ⇒ 4.72

もともと運動量はあるチームでしたが、実はこの数字は弱いチームほど高くなります。ミスが多いのと、シュートを打つまでに時間がかかるからさ。キングスはリーグ4位ですが、5割以上買っているチームで4.5を超えるのは他にウォリアーズだけです。

キングスはトランジションに走るのはもちろんですが、ハーフコートになってもオフボールでの動きが多く、それはポジションチェンジの難しさも生み出しますが、欠場が少ないのでバランスをとれるようになっています。

ちなみにガードが増えると連動は悪くなります。セカンドユニットにフォックスが混ざり、ドライブ中心になると明確に停滞しているもんね。

オフボールで仕事して被アシストの多い選手が加入した

フォックスとバーンズには個人アタックの仕事がありますが、それ以外の選手がオフボールってのもチームとしては良い傾向です。その結果としてドライブの効率まで上がってしまいました。

〇ドライブ
回数 51.1回 ⇒ 49.8回
得点 27.9点 ⇒ 30.4点

得点率は54.5%から61.1%へとジャンプアップです。ドライブが多いチームにオフボールの連動が加わり、ドライブ効率が上がる。いいことだらけですが、それもこれも健康第一な気がしてくるよね。

さて、そんなこんなで長くなってきたので(眠くなってきた)40勝記念は終わりです。次は41勝記念かな。基本は継続性と同時進行の連動性にあります。キングスのオフェンスは従来にはなかった武器を加えて成長してきました。

でも、もともとオフェンスのチームだし、殴り合いしているのは今も昔も同じだよね。次回はそんなことを考えてみましょう。ちなみにこれって「さようならキングス」になっているので、オフの仕事がちょっと減ったね。

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