◎ドンチッチとゆかいな仲間たち
原理原則に従ったネッツに対して解せないのはマブスです。このトレードに何の意味があったのか?
①サラリーダンプしていない
トレード候補にマブスが出てきたとき納得できるのは、ハーダウェイとベルタンスのどちらかのサラリーダンプをすることでした。ともに残り3年の契約があり、片方でも消えるならば、カイリーがオフにいなくなっても補強に動けると思いました。しかし、ダンプすることなくスターターのディンウィディとフィニースミスを放出したのだから、カイリーを残留させるのは必須事項に見えます。
②ディンウィディとカイリーの交換に意味があるのか
マブスがハンドラーを加えたかったのは理解できるし、そこにカイリーを加えるのは強烈なパンチであることもわかります。しかし、ディンウィディとの交換になってしまうと、単にハンドラーを交代させただけです。それも働かないことで有名なカイリーにしたのだから、ますますドンチッチ欠場リスクが高まります。去年のブロンソンの位置づけとしてのカイリーだと思っていたのにさ。
③ディフェンス力を削った
現在のマブスはオフェンスレーティング115でリーグ9位です。一方でディフェンスは24位なので、普通に考えると補強ポイントはディフェンスなのですが、フィニースミスを捨ててのカイリーにどこまでの価値があるのか。っていうか、オフにいなくなったらどうするのか。
「ドンチッチさえいればオフェンスはどうにかなる」ので、ドンチッチがいない時間の担当としてディンウィディとウッドがいれば、それでよかった気がしています。カイリーが決めまくればカウンターが減ってディフェンスが良くなる気もしますが、どうなんだろね。
ここからウッドを売って、ウイングディフェンス強化に動くのかどうかが注目ポイントになるわけですが、フィニースミスレベルの便利な選手を連れてくるって想像つかないもんね。
いずれにしても、2大スターをガードに並べることにしたマブスは
ドンチッチとゆかいな仲間たちは辞めよう
ということになります。ドンチッチの真逆を行くフィニースミスがいなくなり、派手なスターとの共演を選んだのは、デュラントの1人スター構成になったネッツとは真逆だね。一応、まだパウエルが残っていますが、ドンチッチのために働く選手が減ってしまったよね。
面白いのは1年前がポルジンギスを売って「ゆかいな仲間たち」を目指したってことだよね。途中でマギーを獲得して使わない案件や、何故かウッドに手を出したこととか、なんとも迷走している感が半端ない。
そんな状況でも勝たせてしまうドンチッチが悪い気もしてくるよね。今シーズンのマブスはドンチッチ不在の試合は全敗らしく、ドンチッチいなければウェンバンヤマを目指していたもおかしくないだけに、根本的な解決にはならないような。
◎ドンチッチとカイリー
さて、うまくいくのかどうか。まず初めに気になるのは、2人以上にウッドと3人並べたらディフェンスが地獄にみえること。ジョシュ・グリーンとブルロックじゃカバーしきれないよね。それはウッドをトレードに出せば済む話なんだろうけど。
次に気になるのは、タフで欠場が少なく、オフだって短いドンチッチと、休みまくるカイリーという関係性は、そもそも性格的に上手くいかない気がすること。「どっちがボスなのか」というのも年上レブロンと年下ドンチッチじゃ違うよね。ドンチッチが全権を握っている状態の中で、オプションになれないならば関係性が難しい。
そういえば、かつて「カイリー・アービングなんて単なる1on1ファイターじゃん」と書いていましたが、当時はブーイングを食らいましたが、今では普通に受け入れられています。良くも悪くも「単なる」は大事な部分であり、戦術の中心は難しい代わりに、問答無用でアンストッパブルな1on1をしてくれます。
そこに当てはめれば機能するのですが、レブロン以上にボールを持つドンチッチなので、いかにも不平不満がたまりそう。ちょっと難しいのは、この手の話は残り半年では浮上せず、1年後くらいに出てくるんだよね。
史上最高の選手であるレブロンが中心であることにすら最後は不満を抱いてキャブスから出ていったのに、まだ史上最高には程遠いドンチッチが中心であることに不満を抱かずに過ごせるとは思えないじゃん。
そしてマブスには厳しいHCであるキッドがいます。以前よりは緩くなっており、不平不満は聞かなくなりましたが、本当にこの2人をコーチできるのか。キッドの方が嫌になってしまうんじゃないのか。人間関係というのがマブス最大の懸念事項にみえるのでした。
お疲れ様です。
キューバンよ、問題児が何をもたらすのかロンドで学ばなかったのか?って気持ちです。ニコハリソンもほんとかよ…
トレードが決まった以上、応援するだけなのですが見えてる地雷すぎて怖いです。
爆発しないことを祈ってます。
フィニースミス回楽しみです。
マブス産のハードワーカーが他チームでも
輝けるのかは気になってます。
どのチームよりもマブスが彼を必要としてると思うので。
キューバン前も問題児で崩れたチームだったんですよね。
フィニースミス回は再生回数伸びまくってビビってます。
シーズン途中なのでフィットはなかなか難しいかもしれませんが、
デュラントとディウンディの効率的コンビがめちゃめちゃ楽しみです。
以前ネッツにディンウィディが居たとき、
「デュラントが加われば優勝もありえる!」
みたいなやりとりがあったのを思い出しました。
大体、ちゃんとしているチームにデュラントが加われば勝てるわけで。
オマケさえつかなければ、今頃は・・・
残りのシーズンにすべてを賭けたマブスのトレードは
意気込みこそ感じますが上手く行かないんじゃないかなぁ?と思います
カイリーとしてはそれなりに働いてレイカーズ行こう位にしか
思ってないでしょうから
まぁキッドHCの「戦術ドンチッチ」をいつまで続けるかですね
ドンチッチは凄いけど今までNBAの歴史上一人で優勝出来たチームは
存在しないのですから
長くやれそうなコンビならいいんですけどね。
失敗に終わったとはいえ、ドンチッチとポルのコンビ結成時とは、なんか違いますね。
戦術ドンチッチからフィニースミスを抜くのもなぁ
一時期、カイリー、KD、ハーデンを迎えるという方向に走ったショーン・マークス(多分)ですが、「そこそこ安いのにめっちゃ働く」プレイヤーを取る、という風に戻った感じですね。まあカイリークラスを取れるのに見送る、という判断もなかなかできないでしょうが…。
「トレードされるなら引退する」という舌の根が乾いたカイリーが出ていき、プレイタイムを得たキャム・トーマスが打ちまくっていますがディンウィディーが入ってどういう構成と戦術になっていくのか、そしてそれは機能しているのか…またブログで分析していただければ嬉しいです。
まぁ正直、今シーズンはオフェンスは難しいですよ。ミカル次第ですが。
でもディフェンスでどうにでもなるので、ディンウィディ先生に何とかしてもらいましょう。