ウォリアーズ@ウルブズ

2023/2/1

すっかり、ディアンジェロとアントマンのチームにかわり好調なウルブズ。本日は相手がウォリアーズなので、ゴベアがいないのはプラス。リードをセンターに、カイル・アンダーソンとマクダニエルズという有能なマルチウイングのサポートを受け、スモールの戦いに挑んでいきます。

◎半歩外へ

ディアンジェロの3Pもあってリードを得たのはウルブズ。マークが甘いウォリアーズに対して、ウルブズの方は3Pラインの1mくらい外からマッチアップしており、かなり広い範囲を守っています。もちろんドレイモンド対応のリードはそんなことしないよ。

これに対してクレイがドライブでの突破を試みます。ゴール下にスペースが広いから当然ですが、相手がディアンジェロならともかく、他の選手、特にマクダニエルズ相手だと無謀な突破になってしまいます。ウィギンズまでが積極的に外から狙っていくので形にはなっているものの、明確にウルブズ側の強みにはまっています。相性問題だな。

ウルブズのディフェンスが素晴らしかったのは、ウォリアーズ得意のバックドア系のプレーを止めていったこと。初めにリードが手を伸ばしてパスを止めれば、カイルの反応の良さにカリーが諦めたらドレイモンドがパスしちゃったりさ。

そんなディフェンスをしながらもリバウンドもマクダニエルズ。有能。もしもここにゴベアやタウンズがいたら、マクダニエルズはリバウンドに絡む必要性が低く、エースキラー担当です。でも、エースキラーと考えるとスピードやスクリーン対応に課題があり、チームの連動性が悪いことも含めて機能性が下がるもんね。アントマンも同じく。

そんなマクダニエルズが下がってもプリンスが出てくるので、これまた・・・と言いたかったけど逆転されます。スクリナーのルーニーが登場したこともあって、ちょっとずつ負いきれなくなってきたウルブズ。

それが再びマクダニエルズが戻ると、ガルーザのポスト起点に合わせたカッティングダンクで再逆転。ウォリアーズみたいなプレーでしたが、これもまたセンターがお休み効果か。ナイトが出てくると思ったらガルーザでしたが、このタイプのセンターはフィンチ好みのはず。

良い感じのウルブズですが、オフェンスに関しては、このカットプレーは特殊案件です。基本的に外で回して3P打って、たまにドライブが混ざるくらい。ディアンジェロとカイルのゲームメイクに、アントマンのドライブ力があって成立するだけなので、タイミングを合わせるプレーとか、3人が絡んでディフェンスをだますとか、そういうのはない。

ここは不思議な部分でもあって、ウルブズはネッツ系の選手やACを集めたのち、ナゲッツ・ペリカンズでカットプレーオフェンスを作ったフィンチをHCにしているので、もっともっとカットプレーでのあわせが起きてもおかしくないのですが、ダメな選手ばかりなのかね。ここはフィンチの采配問題とは違うんだけど・・・まぁツインタワーにしていたから戦略に練りこまれていないのかな。

そんなわけでウルブズの良さが光った1Qでしたが、ベンチメンバーになると急に機能しないのでウォリアーズが逆転して終わります。

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