◎HCの油断
後半開始のマルカネンこそ決まったものの3Pミスが続いたジャズは、ザイオンの強引な突破に悩まされ、マカラムのタフな&ワンを決め切られ、点差が13点に広がってしまいます。
ペリカンズは前半のスターター時に比べて、ポジションチェンジが多く、トランジションアタックの強みも含めて、ザイオンのスピードとパワーが前面に押し出されています。さらにマカラムのレイアップミスもナンスがプットバックするなど、前半みたいに固定化されていないよ。
困りまくっているジャズ。打開したのはマルカネンの3Pでしたが、直後にローテでベンチに下がると出てきたのはビーズリー。3ウイングビッグでのザイオン対応を辞めたぞ。そのビーズリーも3Pで続き、完全にアウトサイドオフェンスです。セルツみたいだな。
これに対してペリカンズはダイソン・ダニエルズが3Pでリードを保っていきますが、遂にザイオンからスティールしたバンダービルドがカウンターを食らわせると、ペリカンズがタイムアウトです。
マカラムとザイオンを下げ、ダニエルズのハンドラータイムが始まります。そんなに悪い組み立てではなのですが、シンプルに自分が決めきれないダニエルズ。さらにクラークソンがナンスの動きを呼んで見事なスティールをすれば、グラハムのミドルはNAWがブロックし、カウンターからビーズリーの3Pがヒット。バランチューナスの1on1はケスラーが止めて一気にジャズペースになります。
まぁウィリー・グリーンのミスだね。マカラムを戻します。
しかし、そのマカラムからNAWがスティール。ゲイのオフェンスリバウンド押し込みとマルカネン⇒ビーズリーの速攻であっという間にジャズが逆転に成功します。タイムアウトを取ってから3分で再びタイムアウトをコールすることになったペリカンズ。
このタイムアウトあけに、しっかりと仕事をするマカラムが逆転シュートを決めると、マルカネンへのパスをカットしたマーシャルがそのままカウンターにいってレイアップ。きっちりと再逆転したのはさすが強豪。その前の油断がねぇ。
95-91とちゃんとリードした終わらせたものの、15点差になるところから一気にもっていかれてしまったのでした。