2022/12/13
セルツの良い部分を書こうと思っていたのですが、ちょっと負け始めたね。ロバートとホーフォード不在が苦しいだけではありますが、再確認してみましょう。
◎ギブ&ゴー
ちょっと前に記事にしましたが、今シーズンのセルツはロバート不在なので、5アウトの形をとっています。昨シーズンとの違いは、そこにオフボールの仕掛けを大量に施している事で、ハンドラーアタックではなく、オフボール側がアクションして、そこにパスを合わせていく形が特徴です。
この試合も早速、グリフィン⇒テイタム、テイタム⇒グリフィンとコンビのパスワークで崩していけば、ブラウンとごhワイトがパス交換を繰り返しての3Pもあります。基本が外打ちなので追いかけたいけど、追いかければインサイドのカッティングじゃん。カリー2.0みたいな。
これで早々にリードしたセルツですが、タイムアウトからレイカーズはディフェンスを修正します。つまり「オフボールも出来るだけ小さく守ろう」ってことです。カットプレーやギブ&ゴーでペイント内に飛び込んでくるんだから、初めからインサイドにカバーを置くように仕様。
そのため3Pを打たれる機会は増えたものの、必ずチェックには出ることで、ニャンとかビハインドを広げなくなりました。セルツが外してしまったとも言えます。
しっかり守れているわけじゃないので、ディフェンスでシャットダウンは出来ない。だけど、イージーは許さなくなったので致命的な失点もしない。
面白いことにセルツのディフェンスも似た感じになります。もっとも、こちらはレブロンのハンドラーアタックによって収縮しなければいけなかった。そのパスアウトをあまり決められないレイカーズ。
セルツはカバー優先なので、あっさりとスイッチすることがあり、ADにハウザーなんていうマッチアップも作ってしまいます。ベンチメンバーはナチュラルでもAD担当がグラントなので苦しいのにさ。さすがにビッグマン不足ではディフェンスで勝つのは難しいね。
そんな感じでお互いにリスクマネジメントのようなディフェンスの1Qでしたが、終盤になるとハウザーとブログドンの3Pで一気にセルツに火が付きました。レイカーズとは3P能力が違うもんね。37-24の1Qでした。