サンダーへの提言(ギディとSGAのこと)

◎好調のSGA

苦しいギディに対して、SGAは素晴らしく好調です。ファンキーなほど好調です。ネクストデローザンみたいに好調です。

〇SGA
得点 24.5 ⇒ 30.8
FG 45.3%⇒ 53.9%
3P 30.0%⇒ 30.4%
アシスト 5.9⇒ 5.8

アシストだけ減らしたギディに対して、SGAは得点だけをキレイに増やした感じ。ちなみに9試合で64本打ったフリースローは62本決めており90%を超えています。

SGAのFG成功率の高さは「3Pを減らした」ことも関係しています。もともと少ない方なのに、半分にしちゃいました。

〇3Pアテンプト 5.3本 ⇒ 2.6本

今どきの若者らしくないよね。ガードが3P打たずに、ドライブしまくれるっていう異常さはモラントやフォックスと競い合っているかのようです。

〇2P
アテンプト 13.5 ⇒ 18.9
成功率   51.4%⇒ 57.1%

アテンプトをぐわっと増やして、成功率をグイっとあげています。2Pだけで30点を超えてくるのはデローザンかっていうね。

実はこの得点アップにおいて、大きな割合を占めるのが速攻での得点になります。

〇速攻 1.9点 ⇒ 4.4点

スティール2.1とディフェンスが好調なこともあって速攻が増えているので、2Pでの得点が増えているわけです。ただ、これって「ギディの得意分野もSGAが躍動している」ってことなので、単にギディが困っている以上に、SGAとの相性が悪くなった印象を与えています。

〇ミドルレンジ  59.0%
〇フェイダウェイ 60.0%

そしてSGAの得点力を支えているのが超高確率のミドル&フェイダウェイです。デローザンみたいでしょ。

言い換えるとSGAは「困っても個人で得点を奪い取れる」ことになります。それはSGAを大いに褒めたたえるべき事項なのですが、やっぱりチームを連動させていくタイプのギディが不必要に見えてきます。

SGAの活躍とギディの不調がリンクしてしまう

開幕9試合で感じたのはここでした。SGAはスゴイ。確かにすごい。凄いほどにギディが噛み合っていないように見えてしまいました。なんせギディもシューターにしたらダメなタイプだからね。

しかもサンダーはジェイレン・ウィリアムスが新たに加わっており、相変わらずのディフェンスコンビとして機能しているドルトと合わせて、十分にガードが足りています。

また、例によってではありますが、連動していくのに大きな問題を抱えてもいます。SGAが自分で決めて隠してしまうサンダーの通常営業な弱点

〇サンダーの3P
チーム 29.3%
ドルト 19.3%
マン  29.4%
ギディ 33.3%
ムスカラ29.0%
ポク  26.9%
ロビンソン・アール 40.6%

アテンプト順です。ギディはサンダーでは優れたシューターであり、ロビンソン・アールは神です。

要するにこれだけ3Pが決まらないならば、個人で決めきってくれるSGA中心のバスケになるよね。

平均25.2本のワイドオープン3Pを打っており、リーグで最も多いみたいですが、ナゲッツに至っては「どうぞご自由に打ってください」なディフェンスをしていました。舐められまくりですが、それでも決められない。

サンダーのシュートは改善するのかどうか。改善しないほどにSGAの凄さだけが増していくのかもしれません。

ギディとチームの話 ⇒ ⇒

サンダーへの提言(ギディとSGAのこと)” への1件のフィードバック

  1. OKCの記事更新ありがとうございます。最近OKC成分多めで嬉しいです。ご指摘の通りギディを活かそうとするより、戦術SGAが強力であるゆえに戦術がチグハグになっている節があります。ギディのとこにケニー、ジェイレンあたりのカットプレー意識の高い選手を置けばもう少し良くなると思います。またポストアップはパスの起点にも相手が小さければ上からショートレンジが打てるのでもっとやってほしいです。今日のバックス戦でも良いプレイがありました。面白いのがポクがチームに欠かせない存在になってきたことです。SGA、ギディどちらにも悪くないフィットを見せているように思えます(だからこそのチェットだとも思いますが)。いずれにせよギディのレベルアップは必須であると同時に2年目なのでもう少し暖かく見守る時期かなと感じています。ただ同時にSGAがスーパーなことも間違いないので、今年は「経験」にフォーカスしてほしいですね!個人的にはオフェンス以上にディフェンスが最近悪いようことが気がかりなのですが、その原因はどこにあると思われますか?ブルックがスーパーなことは置いておいてください笑

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