「ギディ君は成長しています?」という質問が来ていたので、2年目の目標を勝手に決めてやりましょう。ギディという選手がどんな選手へと変わっていくのかを予想する時間でもあります。
12.5点
3P26.3%
3Pは猛烈激烈な弱点ですので、要改善なわけですが、そういう弱点改善だけじゃ面白くないよね。
7.8リバウンド
6.4アシスト
3.2ターンオーバー
ギディ最大の長所はアシストと思いきやリバウンドでした。7.8リバウンドってウエストブルックでもなければ超えるのが難しそうな数字ですね。長所は長所だけど、10リバウンドとったからって何だってんだ、とも思います。あとホルムグレンが活躍すれば減るはずじゃん。
だから弱点の克服は必要だけど、それに特化したらギディの面白さはなくなるし、かといってリバウンドなんかはチーム事情もあるしね。単純にスタッツだけで目標を立てるのって難しいよね。そういう前提で始めましょう。
◎アシスト
ギディ最大の面白さはいうまでもなくアシスト。開幕当初は「ギディのアシスト未遂ハイライト」なんてものを作られるほど、チャンスメイクしてはチームメイトが決めてくれない案件が多発されました。
〇ギディのパスからのFG
2P46.8%
3P35.6%
ところが、シーズン通してみると、そんなでもありません。サンダーはゴール下担当がいないので、2Pの確率が悪く、これでもチームの中では良い方です。
1シーズンを通してサンダーのチームメイトはギディになれてきたことで、アシスト殺しってほどではなかったようです。その一方で、ゴール下担当を置いてない割には問題のあるスタッツもあります。
〇カットプレー
6.5回(25位)
ウォリアーズの11.5回、ヒートの10.5回に比べて非常に少なかったサンダーのカットプレー。プレーモデルは異なるとはいえ、それぞれインサイドのスペースを空けるチームとして、有効活用しているかは重要ですが、サンダーには工夫が足りない。
そして、あれだけのパスセンスを持つギディがいながら、チームとしては正しくカットプレーを出来なかったわけです。サマーリーグではジェイレンのウィリアムスが見事なカットプレーを決めていたように、サンダーにとっては重要なオプションです。
ってことで、パサーのギディにとっての大きな目標はこれです。
チームメイトのカットプレーを引き出すパスを増やせ!
それは単純に「カットした選手にパスを出す」ではなく
カットするスペースを作るドリブル
コートを広く保つためのビジョン
こんなプレーメイクも大事です。リングに真っすぐ飛び込むよりも、ペイントを横切る形でディフェンスを引き出しておいて、カットさせるとかね。
カットプレーが増えると、必然的にギディのパスからの2P成功率もあがります。アシスト殺しが多かったのはプレーの相互理解が不足していたって事であり、2年目のギディには「自分にディフェンスの注目を集めておいてのバックドアプレー」を意図的に作って欲しいのです。
えっ? ギディのパスから3P成功率も上げたいって?
でもなぁ。ポクとか、ジェンとか、チームメイトの問題も大きいから目標にして良いのかどうか・・・。