アブディヤinユーロバスケ

◎MIPはとれるのか?

NBAプレイヤーが母国に戻ってプレーすると、突如としてエースになるから面白い。マルカネンも、アブディヤも、ボグダノビッチも、そしてムサも。普段とは違う役割になり、ある意味で「本当の自分」を見せてくれるよね。例外はサボニス。

イスラエル代表でのアブディヤは、リバウンドやアシストだけでなく、やや強引でも点を取りに行く一面を見せました。一方で、いずれかを自らの長所としてNBAで発揮するのは難しいことも示しています。

なお、ディフェンス面は立派に武器なのでエースキラーが転職なんだけどね。イメージはアシスト力が低いベン・シモンズ。

選手の長所を組み合わせてチームになるのだとしたら、アブディヤは器用貧乏なので、シモンズレベルの価値を発揮しない限りは中核に組み込みにくい選手です。

ポジティブにみればウィザーズでは「全ての仕事を担当できる」のですが、現状としては「何が仕事なのかわからない」状況になっており、アブディヤの能力不足な部分を無視すれば、ウィザーズがチームとしての体幹が弱く、過不足が見えていないから「アブディヤに求めたい仕事を決められていない」状況だと言えます。

クズマが大活躍し、ポルジンギスを加えた布陣で、アブディヤは何をするのか。モンテ・モリスとバートンが加わったこともあり、ポイントフォワードって感じでガード仕事するのも違うし、なんだか宙ぶらりんにみえるのでした。

だからMIPを取るような活躍をするのは難しいよね。2人以上がケガで離脱しない限りはさ。離脱すると便利さが活きまくるけどね。

それこそ今のキャブスはアブディヤのような選手が欲しいはず。点を取りに行けるガード2枚+必要に応じてPGからPFまで埋まられる選手は重宝するでしょう。得点力の高いガードが多い時代に適したウイングなのですが、若手は飼い殺してトレードしてくれないのもウィザーズの特徴だからね。

ユーロバスケで発揮した万能性と、まだ足りていない個人能力

アブディヤが、ここからどんな進化を見せるのか。未だ、ウィザーズで最も才能のある若手であることは間違いなく、周囲を蹴散らしてでも自分のチームにしてしまうメンタリティが必要なのかもしれません。

アブディヤinユーロバスケ” への6件のフィードバック

  1. 僕も昨シーズン、特にKP加入前のWASはアブディアポイントセンター化計画を試す絶好の機会だったと思うんですけどねー。個人的にはベン+サボニス/3辺りが落とし所かなーと思っていて、これを/2まで持っていけると形になるのになーと。時たまインバートスクリーン貰ってハンドラーやったり、ローポからミドル打ってみたり。アンセルドもギャフォードの延長契約がなかったら試してくれてたかも

    1. ですね。ポルジンギスにやらせていることをアブディヤで試せばよかったのに。
      そしてポルジンギスが来たからには、求めるタイプとしてはアブディヤではない気がします。
      でも、ディフェンスが良いから残したいのかなー

  2. ジャズとのIFトレード案面白いですね。私はJCとのトレードを妄想しておりました。彼を飛躍させるトレードはどんなものが想像できますかね?

    1. 一番わかりやすいのはウォリアーズ行です。
      他にはリラードと組ませるとか。

      サイモンズとトレードしたい

  3. PGとして見るとウェストブルックとかぶってしまうし、ウィングとして見るとクズマが完全な上位互換で、この2年間はチーム都合で伸ばすに伸ばせなかったというか。あの年のドラフトって、確かWASもハリバートン取ろうと思えば取れたんですよね…非常にもったいないというか。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA