◎バレットはカーメロになれるのか
この記事を書き終わっていたところで、ＲＪバレットが契約更新してしまいました。ってことで、一部書き直しているアップ当日。
契約額の大きさは頭が痛いですが、ランドルとブロンソンに高額契約しているんだから、そりゃあバレットだって同額以上は欲しいでしょ。それが普通の感覚だよ。ここでもやっぱり「バレットが高い」ではなく「ランドルが高い」になってしまいます。さて、バレットの話はどこか別の機会にするとして、この契約が
ニックスがルーキー契約中の選手と複数年の延長契約を結ぶのはチャーリー・ウォード以来、２３年ぶり
らしいです。えぇ。チャーリー・ウォードって知らないんだけど、スゲー選手だったんだね。アメフトと野球で。
ニックスはこんなに長いことプレーオフに進むのすら困難で、なおかつ連続出場すら出来ないチームなのだから、ドラフト指名権はそこそこあったはず。だけど、全くと言っていいほど、若手有望株を伸ばせなかったって事か。
思い返せば「カーメロ時代は良かった」になっているのだから、結局のところニックス最大の問題って
スーパーエースを育てられず、ＦＡで中途半端なエースを探しては失敗している
となります。カーメロに凄まじい対価を払ったのはニックスとしては失敗ではなかったって事さ。今回もブロンソンとランドルに手を出していなければ、指名権をはたきまくってでもドノバン・ミッチェルを獲得し、バレットとのコンビにしていれば成功だったねー。
チーム作りの初めにやることは中心となるエースを選ぶこと。ＦＡ、トレード、ドラフトと手段は色々。でも、弱いチームには問答無用でスーパースターがＦＡで来ることはないので、まずはドラフトで育てて勝てるチームにしていき、どこかで勝負のＦＡかトレードを仕掛けるわけだ。完全にネッツなんだけどね。
ニックスの失敗は、核となるスーパーエースがいないこと。全てのチームが困ることであり、全てのチームがそのためにチーム作りを考えていると言っても過言ではないよね。「ニューヨーク」のネームバリューだけで選手は来ないぜ。いまは「ブルックリン」に行けばいいんだしさ。
ただし、今はバレットがいる。バレットってカーメロになれるんだろうか。今のところ、その空気はないけど、まだ期待できるバレットがいるだけ、ここ数年よりはだいぶマシだよね。
セカンドラウンド進んだのは11-12じゃなくて、ベテランをたくさん入れた12-13ですよ！！11-12は1stラウンドでヒートに負けてます
マーブリーとフランシスとかの時代にネームバリューだけで選手獲得するようになってからずっとダメな感じですね。まだパット・ライリーの作ったディフェンスマインドが残ってる時にシボドーが引き継いでいたらなぁって
思いますけども。
ランドルってそんなに評価低い選手ですかね？「自分起点じゃないとダメ」かつ「ディフェンスお荷物」系の27歳中堅・ミドル多目であるものの、個の打開力は確かで、要はHCの使い方なんじゃ無いかと。本人の成長余力はもう残ってないですが、ブランソンとのハンドオフとか、ボールを交換し合う形の攻め方覚えられればまだ何とかなる気がするんですよね。いや、シボドーじゃ無理か。
フィルジャクソンを贔屓するつもりは全く無いですが、ニックスファンとしては、フィルジャクソン就任時は、いつぞやのネッツのようにドラフト指名権ほとんど放出済＆全盛期過ぎたベテランとの高額長期契約でサラリーキャップ大幅超過状態でした。
フィルジャクソンはドラフト指名権は放出しなかった（微妙な長期契約はいくつかありましたが）し、短期契約のベテランで勝負したり（ローズ１度目の加入の年）と、将来の負の遺産は残さなかった。
フィルジャクソン退任時には負の資産は改善されていたので、そこだけは功績かと思っています。
その後その資産を活かせたとは思えませんが・・・残った資産はバレットぐらい。
あとトライアングルに合う選手がいないのにトライアングルにこだわったりは駄目でしたが。