◎豪快なプレー
このままでは総合的にコディの方が上になるわけですが、そこは「攻のケイレブ」らしくオフェンスでは明確な違いも出ています。
〇ドライブからの得点率
コディ 45.3%
ケイレブ 65.4%
〇ドライブからのアシスト率
コディ 13.1%
ケイレブ 4.3%
ドライブの回数は3~3.5回で似たような数字ですが、ケイレブの方が遥かに効率よく点を取れています。代わりにコディの方がパス能力に秀でており、ほぼアシストがなかったケイレブと大きな差を作りました。
特にケイレブのドライブアタックはファールドローも多く、スコアラーとしての貢献はヒートにとって重要でした。スターターのタッカーには期待できない能力だしね。
〇ダンク
コディ 15本 ⇒ 34本
ケイレブ 7本 ⇒ 36本
そしてコディもケイレブもダンクの数が劇的に増えました。共に豪快なプレーが増えていますが、特にケイレブの方は速攻だけでなくプットバックダンクなど目の覚めるようなハイライトプレーを増やしており、得点力以上に目立っています。
3Pの精度が高まっただけでなく、インサイドの豪快なフィニッシュも出てきたのが3年目の大きな進化です。ケイレブの方がより強い印象を残していますが、ダンクの数はコディも同じでした。アリウープやプットバックはコディにはなかったんだけどね。
この豪快なフィニッシュの一方で弱点となるのはショートレンジの確率です。3Pとゴール下は劇的に進化したけど、柔らかいフィニッシュは少ないもんね。
〇ゴール下
コディ 65%
ケイレブ 70%
〇ペイント内FG
コディ 28%
ケイレブ 18%
〇ミドル
コディ 32%
ケイレブ 39%
リング近辺は非常に上手く、ダンクだけでなくリバースレイアップやフィンガーロールを駆使して決めていくので、素晴らしい成功率を残しましたが、それ以外は酷かった。
そもそも両チームのコーナー担当の特徴としてショートレンジを打つ機会は少ないのですが、それにしても決まらなかったね。特にケイレブは酷いけど、ミドルまで含めるとパターンが多いのもケイレブの方でした。
契約が切れる3年目のシーズンで3Pを大きく改善させ、インサイドのフィニッシュ力も伸ばしたことで、プレータイムを格段に増やしたわけですが、契約延長も果たしたことだし、このオフに進化すべきポイントはここかもしれません。重要性は低くてもローテーションプレイヤーならばシーズン通して結果が示されるだけに、改善を期待したいオフです。
多分日本唯一のクラッシュブラザーズの大学時代からのファンです
再び特集記事を書いて頂けてとっても嬉しいです
また来年も是非宜しくお願いします