アジアカップ総括①ホーバス戦術

アジアカップも終わったところで日本代表の総括をしてみましょう。特に渡邊雄太が参戦する珍しい大会だったので、ここで振り返ったことがWindow4では無視されて、WC本番では出現するかもしれません。

また、試合を「点」でみると、あまり評価できないことが多かったのですが、Window3からの流れを「線」でみると評価も変わってくるし、何よりも最後の2試合で全てを取り返してきました。これが不思議過ぎる。

よく言えば「短期間に大きく成長した」ですが、今回は事前合宿も長かったので悪く言えば「戦術浸透が遅く、適切な選手起用法もわかっていなかった」ってことになります。富樫については後者の面も大きいかもね。

言ってしまえば「終わりよければ、全て良し」になっており、オーストラリア戦がなければ大変なことになっていました。イラン戦から高々4日の出来事をそこまで信頼して良いのか、大きな不安もあります。

ラマスの時は勝っても負けても、やりたいことは一定していたので評価もしやすいですが、ホーバスは動きまくるので、何と言ってよいのかわかりません。それは戦術的な不安定さもあるけど、ホーバスの采配が不安定なんだよな。

◎「線」でみる

ではWindow3からの計7試合について、箇条書きにしてみましょう。

vsオーストラリア 完敗
トップ近辺でビッグマン渋滞が発生し、パスアウトしてもフェイクからのドライブアタック連発で何がしたいのか不明

vs台湾 完勝(相手が弱い)
前の試合の反省から、パスを受けたら3Pを打ちまくり戦術に変化。ただし、ほぼ何も考えずに3P打っているだけの言い訳バスケ

vsカザフスタン
渡邊の合流で2Pアタックが格段に進化、また河村が見事なパスでオフェンスをけん引。守れない問題すらも渡邊が個人でどうにかした

vsシリア 完勝
須田の3P大爆発。打ちまくってもシリアのディフェンスがチェック出てこないボーナスステージに突入。躊躇することなく3P連打で快勝

vsイラン
ガードのディフェンスを徹底して狙われ、ホーバスのその場しのぎの交代策が目立ち、後手後手で点差以上の完敗。オフェンスも当然の3Pチェックディフェンスに渡邊のドライブ以外は無力。

vsフィリピン
サイズのない相手に須田をいれた3ガードを採用。渡邊のケガがあれど、トランジションも増え、ハイスコアのオフェンス勝負が形になる。イラン戦からの急展開。

vsオーストラリア
3P決まりまくり、特に冨永がタフ3Pを決めまくる。2点取られても3点を取る戦い方で善戦するも、シュートが決まった割には苦しい試合。渡邊不在で守れないことを許容し、吹っ切れた。

こんな感じですが、はじめと最後がオーストラリア相手になっており、しかも渡邊抜きなので違いがハッキリとみえるものになりました。オーストラリアも若手中心で、日本戦以外も苦戦しまくっているのですが、イランに負けるよりは「オーストラリアだからさ」という言い訳もあるので納得しやすい。

さて、今回は戦術面を見ていく中で、上記の各試合の要素を素にして、分割して考えてみましょう。

フェイクと3Pへ ⇒

アジアカップ総括①ホーバス戦術” への1件のフィードバック

  1. 素晴らしい総括ありがとうございます!待ってました!(笑)

    ビッグマンに関しては、運動量タイプとフィジカルタイプの2種類を相手に合わせて使い分けて起用していくのがベストでしょうね。だから今回はシェーファーとルークの2人にしてほしかった。
    日本代表フルメンバーで戦うことを考えれば、八村と渡邊の負担を減らすことが第一なので、なおさらフィジカルビッグマンは必要ですかね?
    ライアン・ロシターは入らないかな?

    3Pだけにスポットが当たってるけど、ホーバスも以前インタビューで言ってたように、3P打つためにもドライブしてインサイドにアタックできるかどうかが重要なので、シューター兼スラッシャーみたいな人が1人でも多く必要ですよね。能力系シューターというか、ドライブ力あるシューター系ガードというか。まさに渡邊と西田。
    その視点だと富永をホーバスが重宝すると思います。DFは課題としながらも。

    今のBリーグの課題と日本の高校バスケの課題は似ているかもしれませんね。高校はトランジションと3Pは打つけど、留学生いるチームは基本インサイドとリバウンドとDFは留学生任せ。留学生のインサイド頼り。留学生チーム同士の試合だと超スローペースなロースコアゲームになることも多いです。留学生チームに反対ってわけではないけど、福岡第一でさえ留学生無しであのトランジションバスケはできないですしねぇ…むしろ留学生無しで日本一を掲げてる大濠は、身長あるオールラウンドな選手をたくさん育ててるし、明成はハーフの能力高い子達をガードやフォワードにも育ててるから、代表強化につながるのは留学生チームよりそっちかも?
    ただし、留学生がいることでそれに対抗しようとするからそうなるわけで、そうなると留学生チームの価値はやっぱりあるわけで、悩ましいですな…
    個人的には、留学生チームに日本人の大型ガードがもっと増えて、代表のガード強化につながることを期待してたのですが、なかなか期待通りにはいかないものですね。
    次世代の期待ガード選手は、田中力とかタイレルを除けば、テーブス流可と米須です。

    8月の代表戦で、今回召集しなかった代表候補達がどうなるのかは楽しみですね。
    そして八村はワールドカップは出れるのか?100%出る保証は無いですよね…

    話は変わりますが、昔からのレイカーズファンの自分としては、ハリバートン、レイカーズにほしいです。
    嫌いではないですが、ラスは機能する気がしないです(泣)

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