FA2日目

デュラントはまだだけど、ゴベアが決まった2日目。なかなかの不思議さだけどさ。

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大型トレードなのかなんなのか。タウンズとゴベアの共存を選んだウルブズ。「うちの弱点はディフェンスだ」という視点での改善なのかもしれませんが、いまじゃウルブズはディフェンスの良いチームであり、欠点は安定感とインテリジェンス。そしてタウンズのルーズなピック&ロール対応です。

前者はカイル・アンダーソンで埋めに行った感があるのですが、後者はゴベアとタウンズ並べても何も解決しない要素なんだよね。まぁ、このパターンはシーズンでは威力を発揮して、プレーオフで消えるタイプなので、概ねそこそこの結果は出るかも。

ただ、アンソニー・エドワーズがいるのにゴール下を埋めてしまう事や、同じくマクダニエルズなんかはどうすればいいんだ。オフェンスの方が難しく見えてくるので、ウルブズは良くも悪くも生まれ変わるのかもしれません。

なお、サラリー的にはディアンジェロが1年後にキレているので問題ありませんが、そのディアンジェロを放出するとかなんとか。ん-、何をしたいんだろ。っていうか、なんでジャズはディアンジェロをもらいにいかないのか。

ジャズが手にいれたのは、ベバリー、ビーズリー、バンダービルド、ボルマロです。サラリー合わせの側面があるベバリーとビーズリーに対して、バンダービルドとボルマロは安いので戦力として欲しかったという事か。

クラークソンやコンリーがいる中で、ビーズリー、ベバリー、ボルマロは過剰戦力なので、もっと削りに行く必要があります。NAWほかの若手もいるんだよな。

そして勝ち筋は見えない補強だよね。ウォーカー・ケスラーに加えて多くの指名権なので、時間をかけた再建になるのか。

これでオニールの件も含めて指名権を集めたことに。23,25,27はプロテクトなしらしいので、ジャズがプレーオフに出てウルブズを蹴落とすことが出来ればデカいですね。しかし、これからドノバン・ミッチェル仕様のチームを作るって言っても、その頃には本人が「さすがに出ていくよ」といっても批判できないわな。

ウルブズの社長はナゲッツ時代にゴベアの指名権をジャズに渡したのだとか。それを後悔しているんですかね。そんなこと言ったら、ドノバン・ミッチェルだってナゲッツの指名権だったよね。ジャズを作ったコネリー。

ディフェンスに安心したからか、オフェンス担当を補強です。まぁ補強筋としてはわかるけど、なんだか極端すぎて疲れたよ。

もう1人の注目トレードとなるブログドンはラプターズではなく、セルティックスに行きました。この対価がなかなか不思議なんだけど、それはそれとしてどうやらガリナリが来るみたいです。最近のスパーズは意味不明というか、サービス案件が多過ぎる。

これで懸念だったゲームメイカーを強化しつつ、インサイドのストレッチ担当を厚くしました。プレーオフだけ見れば完璧な補強となりますが、プレーオフだけ見てて大丈夫なのかってのもあります。ファイナルまで進んだチームの特権みたいな強気な補強でした。

またタイスを放出していますが、デッドラインになってペイサーズが指名権と交換でセルツにタイスを売れば完璧な流れです。

ペイサーズは実質的にタイス、ニスミス、指名権を手に入れた感じかな。ブログドンの対価はドラフト前ならば1巡目1つくらいなので、ちょっと多く貰ったわけですが、その理由はスタウスカス、モルガン、フィッツらの処理にありました。

トレードとしては得した感じだけど、ペイサーズがニスミスやタイスを必要とは思えず、トータルで損しているように見えます。まだ動くのかな。

懸念のPFはサンズから2年でFAにされてしまったジェイレン・スミスを戻しました。ペイサーズに来てから活躍しているので、キープしたいですね。個人的にはブリセット応援なので、負けないでください。

ウォリアーズは懸念のルーニーの残留には成功。相変わらず安いね。この後で出てくるミッチェル・ロビンソンを考えると激安じゃん。どっちが良い選手かといえばルーニーでしょ。優勝チームのキーマンなのに、お手頃価格でいつづけるルーニー。カリーちゃんに高級な寿司でもおごってもらおうね。

キングスが不要にしたディヴィチェンゾもウォリアーズへ。ちなみにモンクがウォリアーズはなかったと思うんだけど、シューターとしてではなくファイターなので、良い補強だと思いますが、これまでいたのがペイトンやJTAなので、そのレベルのディフェンスが出来るかはちょっとね。ムーディーで良い説もあるし。

そのウォリアーズからビエリッツァはトルコへ帰ることに。まじか。政情大丈夫なのか?
プレータイム少なかったし、優勝を思い出に変えるべきタイミングだったんでしょうね。そしてダミアン・リーはサンズに。ファミリーパワーの残留とはなりませんでした。

スペインに代えるかと思われたルビオはキャブスへ帰還です。トレードされたことを根に持たず、再び輝ける場所として、ガーランドのメンターとして控えPGとして頑張ることに。

で、何故かネト。これはセクストンとの再契約は捨てたのか。ルビオかネトのどちらかはシーズン中にトレードされそう。

キングスはハーターを獲得。いや、前日のモンクは何だったんだ。ハークレスとホリデー長男を対価にしており、総合力+10、ディフェンス力△5って感じです。再びディフェンシブウイングを削ってしまいました。

何故か似たような選手で固めたがる傾向があり、不思議で仕方がないですが、ハーター自体は良い補強でスターターにしてチーム作りのコアメンバーにするのかな。シューター系ですが、割とプレーメイクも出来るのでセカンドガードに適しています。

ところで指名権は23年がトップ14、25年がトップ12、26年がトップ10ということですが、果たしてホークスは指名権を手に入れることが出来るのかどうか。キングスとしては是が非でも指名権を渡したいところです。

そんなホークスにはデジョンテが到着しました。歓迎ムードですね。当たり前か。ヤングとデジョンテのコンビになって、ディフェンス面とプレーメイクが改善することが期待されます。

ハークレスとホリデー長男加入によって、ウイングの層はますます厚くなりました。コリンズ、ボグダノビッチ、ハンター、ジェイレン・ジョンソン、グリフィンか。さすがに整理するよねぇ。ウルブズよりもホークスの方がゴベアに対して魅力的なアセットがついてきそうだったのに、未来の指名権を選んだジャズだったのか。あるいは、まとめてネッツに送り出すホークスになるのか。

ホリデー長男とホリデー三男が再び合流です。ウケる。わざわざ集める必要はないので、本気の戦力として獲得ですね。サードPGなので悪くないチョイス。

ブレイザーズはヌルキッチが残留。サラリー的にはこんなもんですが、サイモンズより30Mも少ないと考えれば激安。ブレイザーズのオフェンスはヌルキッチがいないと単調そのもの。だからヌルキッチは必須の存在なのですが、新チームでも同じなのかは別の課題です。

ブラップスがオフェンスを作れていないからヌルキッチが目立った面もあり、果たしてチームとして改善できるのかどうか。動きたくてもサイモンズとヌルキッチを動かすのは簡単じゃないだろうな。

ブルズは無事にラビーンが残留し、デリック・ジョーンズも残しました。ラビーンに対して払い過ぎだけど、ここも仕方がないんだろうね。デローザンよりも年10M以上高いなんて、チーム内の価値基準としても変だけど、それもまたNBAか。

結局、ブルズは変化のないオフになるのかな。ドラモンドの時点でゴベアはなかったし、他の主力は契約残っているし。ホワイトを売るにもPGターゲットのチームはウルブズくらいだもんね。

クリッパーズはウェイブされたウォールと契約。あれっ早すぎないか。と思ったら、まだプランか。どうやって使うのか不明ですが、一番の問題はスターのワガママさ。それが出ないのが他にボスがいるチームなんだけど、どうなることか。

ニックスはミッチェル・ロビンソンを残留させました。適当な額にも見えるし、試合トータルでコートに残れない選手に払いすぎな気もするし。ファールしすぎなんだよな、っていう部分と、オプションタイプのセンターは安く揃える原則に合ってない。

全ての問題はランドルがいることなので、ブロンソンの件も含めてランドルさえ処理すればサラリー的にも問題ありません。バレットと契約延長したら身動きとれなくなりそうなんだけど、、、

ナゲッツはKCPに続いてブルース・ブラウンをゲット。安いなぁ。安いよねぇ。ギャリー・ハリスの半分の額なので、極めて賢い契約になりました。1年前もディスカウント契約だったけど、ブルースが求めるのは働きやすい職場なのか。

ディフェンダーとしてはもちろん、ヨキッチというポイントセンターに応じた動きが出来るのもブルースの良さ。バートンよりもサラリーが安くてアップグレードに成功するという神ムーブでした。弱点をしっかりと感じて補ったね。

ラプターズはOPJをゲット。ファイブビッグ継続の匂いがする補強が続きました。いやー、すごいよね。ウォリアーズではセンターとしてスクリナーしまくっていたOPJですが、ラプターズだとスクリナーになる必要性が薄く、以前のプレースタイルに戻ることになります。それって意味あるのかな?

この選手の羅列を見ると、渡邊のアップグレードに成功した形です。こりゃマジで渡邊のウォリアーズ行もあるのかもね。アジアカップに戻ってくるなら、契約決まっているんだろうし。楽天パワーか?

そんなラプターズにはデュラントの噂があります。ゴベア失敗した(フィンチに押し付けた)わけで、アヌノビーだけでなく、シアカムかスコッティ・バーンズをつけ、指名権を並べるということなのか。幸いにしてデュラントの契約期間は長いので「でていく」といわれても「うるさい。働け」で済む話です。

レナードでの優勝を再現するのか。今のチームは強豪ではあるけど、頭打ちの面もあって、インテリジェンスを増やさない限りは、デュラントに賭けるのも一手です。

ハンドラー不足なのでブログドンをとっても良かったし、あれこれと噂しやすい環境のラプターズ。動くのか、動かないのか。

◎失われた主役

そんなわけで2日目はゴベアでした。一応、予想されていた動きですね。謎のバランスをとりにいったウルブズですが、似たようなバランスの悪さはキングス。この両チームを並べると微妙に見えて来るな。

一方でブログドンゲットでアップグレードしていくセルツ。弱点を的確過ぎる埋め方をしたナゲッツ。ここら辺はサスガの動きでした。

気が付いたらトレードが主流の今回のオフですが、主役になるはずだったマイルズ・ブリッジスはいよいよ本格的にヤバい状況になってきており、よくある家庭内のもめ事レベルではないDVっぽいですね。ジョニー・デップとは違うようだね。

そしてエイトンが決まらないね。ゴベアにいくならエイトンに行けばよかったように見えるウルブズなんだけどなぁ。エイトンが浮いた時点で先に決まるのはエイトンだと思っていたよ。

ペイサーズがキャップスペースを空けており、ここにエイトンを加入させて、サイン&トレードの余波でターナーがサンズに行くとマルっとおさまりますが、そんなわけないよね。サンズもセンター決めてないし、妥協の残留路線なのかな。

FA2日目” への3件のフィードバック

  1. フォーブスの契約金がよく分からないんですけど、MINはまだフルミドルを残してるみたいです。だいぶ買い尽くされちゃった感がありますが、あと1人、それなりのFAを追加できますね。ドラギッチとか?

    1. ドラギッチとられちゃいましたね。
      あまりFAがいないから、やっぱりトレード駆使するしかないのかな。

      ちょっと難しいオフですね。トレードデッドラインと化している。

  2. 難しいこと考えるのは全部コンリー任せだったゴベア、誰も何も考えてないウルブスは逆にフィットしたり?
    あるいはカイルアンダーソンに任せるか。コンリー共々クマ由来だし。

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