ファイナル ウォリアーズvsセルティックス

◎修正のハーフタイム

ブラウンのフリースローで先に点を取ったセルツは、そのブラウンがハードチェイスでパスカットからカウンターしてファールドロー。テイタムのプルアップ3Pが決まると、再びハードに守って24秒オーバーを促せば、ブラウンがたおれこみながらもテイタムへパスアウトすると3Pをヒット。あっという間の2点差です。

明確に修正したハーフタイムでしたが、この面白さが今シーズンのセルツだよね。だって、何かを修正したようには見えず、気合が違っただけに見えるんだもん。

OPJが裏のスペースに抜け出すのは同じで、そこにパスが出てきたけど、間一髪ロバートのヘルプが間に合ってパスアウトを促したし、カリーのドライブキックアウトからワイドオープンのOPJが3Pを決めたけど、それは24秒だった。個々が頑張ったことでオフェンスの時間がかかったようにみえるもんな。

そしてパスを4本つながれたらOPJがワイドオープンになったけど、これはOPJのミス。タイムアウトをコールしただけでなく、さらに点が取れないと開始2分半でルーニーを呼んだカー。ヤバいと感じたらしい。ヘルプが強いから、インサイド合わせが欲しくなったのかな。

ただなかなか交代のタイミングが訪れず、またもテイタムの3Pが決まって1点差に。さらに逆転のトランジションを仕掛けたホーフォードですが、ハンドオフをよくわからんミスで奪われると、クレイのカウンターでファールドロー。チャージングにしか見えなかったけどさ。

それでもブラウンのドライブキックアウトからスマートの3Pで同点に。3Q開始6分でウォリアーズを4点に抑えるディフェンスで追い付くと、今度はテイタムのキックアウトからホーフォードの3Pで逆転に成功します。やっぱり前半は外しすぎていただけって感じです。ワイドオープンにはなるんだ。あとは決めるだけ。それにしても6分で19ー4は出来すぎだな。いつものウォリアーズみたい。

これだけ3Pが決まるとディフェンスが崩れるよね。シュートが外れてもロバートとブラウンがオフェンスリバウンド。完全に流れがセルツに行ったところで、グラントに腕を絡まれたペイトンがフロップするとオフェンスファールに。クレームしているけど、腕を絡めた方が悪い。

さらにゴール下でブラウンvsカリーになったのを見てハーフラインからロブパスを入れると、さすがにこれはカバーもあってミスに。何してんじゃい。

ここまで14本連続で3Pを外していたウォリアーズですが、ルーニーがハイポストでくるくる回っている間にカリーとクレイがクロスし、最後はクレイの3Pが決まります。なお、何故かここで交代のルーニーでした。さらに今度はカリーとのハンドオフでクレイが3Pをヒット。

セルツはテイタムが逆サイドへのキックアウトを通すと、パスを受けたグラントはゴール下のロバートに出してダンク。勢いは止まったけどリードは譲らず。テイタムとブラウンがカリー狙いのドライブからキックアウトして、形を作っていきます。大事なのはそこから得点にすることだね。

カリーに2枚行ってしまい、パスアウトからプールの3P。ドレイモンドのプッシュからペイトンのレイアップでウォリアーズが逆転に成功しますが、即座にブラウンがドライブ&ワン。

これで終わるかと思ったら、プールがブザービーターでディープ3Pを決めてウォリアーズが逆転して3Qが終わります。うーん、そのまま行きそうなセルツでしたが、自分たちのミスからリズムを乱した感じです。

とはいえ、ここまで圧倒されていた3Qで取り返したんだからポジティブ。決まらなかったキックアウト3Pが決まれば、一気に得点が増えたね。これを修正と言ってよいのかわからん。

◎ベンチの差

ワイドオープンになるもホワイトの3Pが連続ミス。リバウンドをルーニーが抑えます。そしてトランジションに行ったウィギンズのレイアップがヒット。先手はウォリアーズでした。まぁホワイトが決めていればさ、くらいの違い。

始まって2分経たずにセルツはロバート以外がスターターになります。プリチャードを使うのが怖かったのかな。しかし、クレイのステップバック3Pでリードが8点に。

そんな中スマートがレフリーコールにキレてしまいます。気持ちはわかる。コールがウォリアーズよりなのが余りにも多い。だけど、それが致命的なわけじゃないのは3Qの逆転でもわかっているし、何よりスマート自身がフロップしてるじゃん。さらにスローイン時にプールを押して4つ目をコールされるスマート。

これらのやりとりで、またもリズムを失うセルツは点が取れません。疲れているといえば疲れていますが、それがメンタルに出てしまっているような・・・

カリーが戻ってくると2人がカリーへとつられてしまい、空いたウィギンズがドライブレイアップで9点リード。カリーの3Pは決まらないのだけど、見事に釣られているな。

そういえば後半はイグダラを起用しないウォリアーズは、ルーニーがロバートを抑えるので、インサイドをやられずに済みます。そしてウィギンズがホーフォード相手のドライブを決めて11点リード。テイタムを止め続けながら、終盤に得点を奪うのか。

なんとかしたいセルツですが、今日はブラウンが決まらない。その分カリーも決まらないけど、基本的にテイタム&ブラウンが決める所から始まるセルツの方が苦しいわな。そんでもって、またウィギンズが決めるわけでさ。

〇ブラウン
18点
2P5/13
3P0/5

残り3分半でテイタムがプルアップ3Pを決めてなんとかついていくものの、3Q序盤のようなプレッシャーディフェンスはなく、ゆるゆるになってきたディフェンスなので苦しいぜ。

6つ目のファールをコールされたドレイモンドがベンチにチャレンジを要求しますが、カーは一旦は断ります。すると怒るドレイモンドなので、仕方なくチャレンジするものの、判定は覆らず退場。

でも、やっぱりドレイモンドいない方がウォリアーズは良い説があるので、ルーニーのスクリーンからカリーのドライブが決まり、ルーニー相手のテイタムの1on1は3Pエアボール。そしてルーニーのスクリーンからウィギンズがドライブダンクを決めたのでした。

〇ウィギンズ
26点
3P0/6
13リバウンド

そんなわけで全然決まらなかった3Pは別にして、ウィギンズで勝ったウォリアーズ。新人王でネクスト・コービーだったことを思い出してしまうような活躍でした。

〇クレイ・トンプソン
21点
3P5/11

〇カリー
16点
3P0/9
8アシスト

さて、まるで「ゲーム4で活躍したカリーへのマークを強めたから、ウィギンズとクレイにやられた」ゲーム5でした。確かに今日はクレイの3Pにテイタムがつり出されるところから始まり、カリーに2人行ってインサイドをやられるケースがありました。だからカリーに強く出たことは事実だ。

でも、だからといってそれがウィギンズが活躍した理由にはならない気がするし、クレイはクレイでこれまでも打てていたしさ。カリーだって9本は3Pを打っている。

〇ペイトン
15点
FG6/8

〇プール
14点
3P3/6

でも、この2人に対しては「間に合わなかった」印象があります。他の選手を追いかけた結果、空いてしまう選手が出てしまい、そこで決めてきたウォリアーズでした。いっても104点しかとっていないので、カリーが決めなかったことは敗因になってもおかしくなかった。

ちなみにプールは14分で14点です。プールよりもペイトンを重視したカーの采配が正しかったのかは疑問もありますが、何はともあれ94点に抑えきったディフェンスの勝利です。

〇ホワイト
1点
FG0/4

〇グラント
3点
FG1/2

〇プリチャード
0点
FG0/3

逆にセルツはベンチメンバーでわずかに4点のみ。スターターはブラウンが悪かったけど、それを助ける活躍は誰にもできませんでした。スターターではそこまで差が出なかったけど、ベンチに差があったゲーム5でした。

それは苦しかった3Qを乗り越えるだけのパワーを発揮したにもかかわらず、4Qに失速した事にも繋がります。後半はプリチャードを諦めており、決めて欲しかったホワイトが来なかったことで、よりスターター頼みが進んでしまった。

〇フリースロー
セルツ 21/31

あとこれね。ファイナルだからね。これだけ重なってしまうと勝てないよ。

とはいえ次はホームに戻ります。どっちもホームコートアドバンテージを感じるレフリングなので、意外とサッパリ忘れて戦えるかもよ。ちょっと考えすぎている気がするけど、それよりも気合と根性で対人を頑張ろうぜ。

ファイナル ウォリアーズvsセルティックス” への1件のフィードバック

  1. YoutubeライブをしていたMIA-BOSのgame6のように、どうしてもgame7が見たい審判の笛の偏りが起こる気がしてならないです、、笑

    にしても、ウィギンスはよく働きましたね。今日はカリーのスクリーンプレイに対して2人で守っているシーンが多かったように感じたので、その点もどうウドカが修正するのか気になります。。

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