ECFセルティックスvsヒート

ゲーム3

決まりまくった3Pのゲーム2でしたが、それよりも大事なのは「ディフェンス力のある方が点が取れる」というシリーズ特性です。ゲーム1はバトラーのスティール速攻でヒートが大きなリードを手に入れたように、ゲーム2はセルツが次々とワンパス速攻を決めました。

特にヒートはカウンターをしないと攻め手が足りないぞ。さぁどうするゲーム3。あと地味にゾーンが効かなくなっている説とタッカー37歳にも限界がきているような。

◎ラウリーとアデバヨ

ラウリーが復帰したヒートは、そのラウリーのリバウンドからトランジションに持っていきストゥースの3Pで先制、ホーフォードのポストアップを守り切るラウリー。そしてアデバヨのポストへのパスをミスするラウリー。ラウリー劇場です。

ホーフォードのダンクが決まると、エンドラインのスローを受けたラウリーがワンパス速攻でバトラーの&ワン。ラウリーがいるとすべてが変わってくる感じが大々的に出たので、ウドカはアーリータイムアウトです。

やられてはいけないトランジションをやられたけど、だからといって止める手段はないよね。ハードワークするだけ。しかしタイムアウトあけもテイタムのシュートミスからラウリーが運び、誰も来なかったのでプルアップ3Pをヒット。アデバヨはポストムーブを決めて16-4です。

さて、バトラーのリバウンドから、またもラウリーがボールプッシュして、ディフェンスを収縮させ、最後に走ってきたバトラーがフリーになってドライブレイアップに行きますが、これをミスするとカウンターからブラウンのファールドローになりました。決めないとこうなる。

ゲーム2の失敗を経て「お前がやるんだ」といわれているであろうアデバヨは、アンストラクチャーな状況で積極的に攻めていきます。ラウリー復帰でトランジションが増え、アデバヨが輝くシーンが増えるとともに、アデバヨ自身もこれまでになくミドルのジャンプシュートに積極的です。それも決まるもんだから「なんで今まで打たなかったんだ」と言いたくもなるぜ。

一方でラウリーはロッカールームに下がります。5分のプレータイムで+13点にしてくれました。

セルツはゾーンのようなディフェンスにします。「ような」であって、すごく不思議なスイッチをするマンツーにもみえます。アデバヨが下がったこともあって(ヒーローが出てこないこともあって)ヒートはオフェンスに困ります。困ったけどストゥースが3P決めてくれた。ただ、ラウリーとアデバヨいなくなったら急激に困るようになりました。ポストへのパスもブラウンに奪われてしまった。

セルツは延々とゴール下をミスしていましたが、ホーフォードの3Pが決まると、ブラウンの3Pにデッドモンがファールしてしまいます。もったいないね。これでリズムが出てきたセルツは点を奪い始めます。っていうか、そこまで全然とれていなかったのにさ。

それでもヒーローとアデバヨ登場で点が取れるようになってきたヒートが、オフェンス力で上回り、1Qを39-18でした。まさかの21点差。ゴール下外しすぎのセルツでもあったけどさ。

終わってみれば「アデバヨ、ちゃんとしろよ」という修正でした。ひたすらアデバヨにやらせたことでセルツは対処できなかったです。そしてアデバヨがジャンプシュートをミスしても、ケイレブが拾って&ワンだしさ。アデバヨが引き出して・・・というセルツからすると予想外の展開だね。ラウリー下がったらトランジション減ったのですが、アデバヨでなんとかしたというか、対処しきれなかったセルツでした。

◎20点の壁

ヒーローのオフボールに釣られたことでノーマークになったケイレブのゴール下。さらにダンカンの3Pとみせかけてのドライブレイアップ。完全に裏をかかれています。と思ったら、ケイレブが突然の3Pでさらにヒートがリードを広げます。なお、ヒートはゾーンだぜ。

セルツのオフェンスは3P頼み。悪い意味ではなく、テイタムとブラウンの個人技3Pなので、止められないパターンです。これが決まるとドライブにキックアウトが混ざるので、一気に爆発するわけで、自分たちのパターンでやってはいます。ただ、ゲーム2があるので「キックアウト3Pはダメ」な意識が高いヒートなので、なかなか展開できません。

テイタムがアデバヨに止められながらも、オフェンスリバウンドをねじ込み、見事なキックアウトでプリチャードの3Pを生みますが、タッカー相手にオフェンスファール。20点差には出来たけど、まだまだ一気の流れは来ません。

ディフェンスはだいぶアデバヨになれ、見事な崩しで3Pを打ったダンカンが外し、ちょっとずつセルツがペースを掴んでは来ました。ラウリーが戻ってきて素晴らしい判断の3Pを打っても決まらず。ここら辺がラウリーっぽさ。ディフェンスの良いチームでこそ輝く判断力なんだよね。

そしてファールコールでセルツが少しずつ追い上げます。このファールコールがリバウンド時のファールだったりするのが厄介。普通のオフェンスとは違うところで加算できるので大きいよね。ただテイタムの3Pも決まらず、やっぱり20点差の壁が立ちふさがっています。

そしてグラントの裏抜けへのパスをタッカーが奪ってカウンターになり再び25点差。しかしホーフォードがドライブ&ワンを決めると、リバウンドからのワンパスでテイタムの速攻。さらにホーフォードがゴール下で合わせて一気に18点差になります。その間のヒートはバトラーがゴール下外しすぎ。

そしてテイタムがこの試合初めての3Pを決めて15点差で前半が終わります。最後の2分でセルツの希望が大きく開けた前半になりました。テイタムが決まらなくて苦しかったけど、バトラーが外したことでチャンスが巡ってきた感じです。

◎追い上げるセルツ

おーらーでぃーぽ。バトラーが出てこず、オラディポになっています。前半出番がなかったのに、突然のオラディポ。バトラーは右ひざのケガでリタイア。これで一気に苦しくなるヒートは、ブラウンのドライブで13点差にされてしまいます。

決まらないアデバヨとラウリーのミドルから走ったセルツ。ここでリバウンド争いに飛び込んだスマートが着地に失敗してロッカーに下がります。ちょっとヤバいな。

ここからヒートはトランジションが出始めます。ラウリーいるしね。アデバヨの速攻も決まって、再び20点差になりそうでしたが、どうもシュートミスが多い。3Pが決まらないから、突き放すに至らず。逆にコーナーが空くのでホーフォードが3Pをヒットし、やっぱり15点前後で推移です。

グラントがオフェンスリバウンドを踏ん張り、ブラウンのドライブで12点差になるも、ストゥースの3Pで15点差に戻る。ヒートは3Pがキーで、セルツはゴール下の奮闘がキーかな。

ラウリー⇒アデバヨ⇒タッカーと見事に繋ぐもタッカーの3Pはエアボール。逆にスマートはオラディポをかわしての3Pをヒットし、遂に一桁点差になります。っていうか、お前戻ってこれたのかよ。メチャクチャ痛そうだったのに。

ラウリーは素晴らしいパスをしても周囲と合わない感じが出ており、特にオラディポは何すればいいのかわからない感じで、コーナーに立っています。それでもラウリーがミドルを決めますが、アデバヨが前半のように攻めきれず。ホーフォードに止められ、そしてホーフォードのコーナー3Pです。

苦しい中でオフェンスリバウンドを奪ったアデバヨが&ワン。ヒーローが出ているのでブラウンが1on1でイージーにゴール下。そのヒーローはシュートミス、判断ミスが多くどうにもなりません。せっかくスティールしたタッカーも何故か自分で運んでサイドラインに押し切られます。慌てているヒート。

ラウリーが下がったことで初めてオラディポがツーメンゲームをします。すると即座に&ワン。しかし、ブラウンはオラディポのプレッシャーを受けながらタフ3Pで返します。ただオラディポのキックアウトから、やっとヒーローのミドルがくると、ヒーローのキックアウトからタッカーの3Pも決まり、15点差に広げます。オラディポから始まった流れ。

ヒーロー相手に無双していたブラウンのドライブもオラディポがマークになると止め始め、最後はヒーローの判断ミスとしか思えないけど、強気のフローターが決まり、ヒートが15点差に戻して3Qが終わります。

おーらーでぃーぽ。そんな3Qでした。ラウリーがいる時間は輝かなったけど、いなくなったらオラディポ劇場。逆にスマート以外は交代せず、勝負をかけたセルツでしたが、層の厚さにやられてしまったね。

◎ラウリーとオラディポ

セルツはタイスを使ってくると、この試合なかったエンドライン合わせをしてくれます。ロバートで狙いまくっていた裏のスペースをやっと使えた。その代わりディフェンスがケイレブとのマッチアップなので、オフボールで振り切られるのですが、空いたヒーローが外したり、ビンセントからチャージドローしたりと、穴を感じさせません。

スポルストラはラウリー、オラディポ、アデバヨ全員をベンチに下げてしまったので、オフェンスが組み立てられず、ヒーローの個人技アタックになってしまいます。しかもディープ3P打つヒーローなので、点が取れない。テイタムのパスアウトからグラントが3Pを決めて、再びチャンスがやってきたセルツ。スポルストラの失敗にしか見えません。

残り9分近くあってラウリー、オラディポ、タッカー、アデバヨを戻すことに。ちょっとそれはないんじゃないの。

トランジションしないラウリー。1Qはボールプッシュしまくっていたのにさ。そしてゆっくりと作ってアデバヨのハンマーダンク。しかし、アデバヨのポストアップはスマートがチャージドローして止めきります。

ブラウンに対してオラディポのディフェンスが効きまくり。さらにテイタムからもスティールしたオラディポ。カウンターの速攻を出すとストゥースのレイアップになりますが、これをブラウンがチェイスダウンブロック。さらにオフェンスになってルーズボールの連続をブラウンが何とか繋いだうえ、最後は&ワンにします。

それは良いけど、手前でテイタムが倒れています。オラディポにスティールされた際に、着地で肩を痛めた様子。ロッカーに下がりますが、そこまでの大ごとではなさそうな。そしてブラウンがトランジションからドライブを決めて、6点差になります。12点あってのストゥースの速攻だったはずが、一気に点差が縮まりました。

さらにマークをストゥースにしてブラウンのドライブ。タッカーがゴール下フリーを外します。ブラウンはオラディポには苦しみますが、ディープ3Pも決めて残り2分22秒で1点差に。わお!!!

苦しい中でオフェンスミスが続く中、オフボールスクリーンからストゥースの3P。ディフェンスは再びブラウンVSストゥースになりますが、ここは止めきり。アデバヨはホーフォードに止められますが、ウソみたいなミドルをヒット。ルーズボールに飛び込んだラウリーがセルツを止めて、残り1分で100-92と8点リードに戻します。

まだチャンスがある中でオラディポのフリースローが決まり、グラントがスローインすると後ろからかっとんできたラウリーがスティール。ストゥースのレイアップにつなげてゲームオーバーでした。

◎ラウリー劇場

〇ラウリー
10点
FG4/11
6アシスト
4スティール

スティールを除けば大したことないスタッツなのに、偉大だったラウリー。これぞラウリー。シュートは決まらないのに、ラウリーの試合だと思わせるPGっぷりでした。

そしてオラディポと並んだディフェンスの脅威は、ルーズボールやカバーリングにありました。これを見たかったぜ。

ずっと待っていたラウリー&オラディポの脅威

素晴らしいディフェンスが観れた試合でしたし、やっぱりディフェンスの強いチームが得点を取れるシリーズになっています。

〇ヒートのスティール 19

これが全てでした。良く守ったし、カウンターこそ最大の得点源。

〇テイタム
10点
FG3/14

セルツからすると、これで6点差の負けなので気にする必要はありません。気にする必要がない状況にしてしまったスポルストラ采配はマズかったですが、次の試合へと前向きに進むでしょう。肩のケガだけ不安。

なお、タッカーのマークはスピードがないのでオフボールでバックドアされるとファールとフィジカルで誤魔化すしかなく、テイタムはそこを狙いまくっていたし、ホーフォードも上手く裏に入っていきました。

バックドアカット・裏のスペースを使えるかどうかのセルツ

今日はイマイチでしたが、狙いはしっかりしているし、アデバヨに1Q序盤のアタックさえされなければ、こんなことにはならなかったので、いくらでもアジャストできるゲーム4になりそうです。

一方でバトラーはどうなのか。さすがにゲーム7までラウリー&オラディポでは厳しい気もします。選手層で上回るヒートがその強みを生かしたけど、なかなか組み合わせは難しいぜ。

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